今週公開スタート!観ておきたい新作特集 vol.14
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今週公開スタートした映画をピックアップ!
秋も深まり、ふと一人の時間がほしくなる頃です。そんなとき映画館は、暗闇の中でスクリーンだけに集中できる、ちょっとぜいたくな場所だと思います。今週は新作、4Kで蘇る名作、日本初公開映画、気分に合わせて選べるラインナップです。たまには予定を入れすぎず、一本だけじっくり味わう夜はいかがでしょうか。
太陽を盗んだ男 4K
中学の理科教師が自宅で原爆を作る話、と聞くとぶっ飛んでいますが、前半の製造シーンがやけに丁寧で、気づいたら引き込まれていました。いつもフーセンガムをふくらませている頼りない犯人を、沢田研二が絶妙に演じています。要求がまた妙で、ナイター中継を最後まで見せろ、ローリング・ストーンズを呼べ、と当時の空気が感じられて面白いです。アウトローのイメージが強い菅原文太が追う刑事側を演じているのも注目。1979年の作品なのにまったく古びないし、むしろ今のほうが刺さるかも。サントラも美しく、観終わってからもしばらく頭から離れませんでした。4Kで蘇った熱量を、改めて浴びたい作品です。
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ミッション 4K
18世紀の南米を舞台に、先住民とともに暮らす宣教師と、奴隷商人の男。正反対の二人の生き方を描いた物語です。歴史ものと聞くと難しそうですが、人としてどう生きるかという話なので、知らなくてもすっと入れると思います。ロバート・デ・ニーロとジェレミー・アイアンズの対照的な存在感も見どころです。そしてモリコーネの音楽。オーボエの旋律は、どこかで耳にしたことがある方も多いはず。南米の大自然も圧巻で、4Kで観られるのが楽しみ。カンヌ国際映画祭のパルムドールに輝いた名作を、この機会にぜひ。
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ブレックファスト・クラブ 4K
学校で罰として居残りを命じられた、タイプの違う高校生が5人。普段ならまず話すこともなさそうな彼らが、一日同じ部屋で過ごすだけの話です。監督はジョン・ヒューズ。舞台はほとんど学校の中だけで、地味に見えるかもしれませんが、むしろその狭さがいい。派手な事件は起きないのに、会話のやりとりだけでぐいぐい引っ張られます。80年代の服や髪型を眺めるだけでも楽しいと思います。観ているうちに、5人の誰かに自分が重なるかもしれません。公開から40年たっても、高校生の「わかってもらえなさ」は変わらないのだなと思います。学生というモラトリアムの中で観るのと、そこを出てから観るのとでは、見え方がガラリと変わります。それでも何度でも見返したい一本。
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ジェームズ・ディーンにさよならを
1955年9月30日、ジェームズ・ディーンが事故で亡くなった日。その知らせを受けた熱狂的なファンの大学生が、恋人や友人を巻き込んで暴走していく、たった1日の物語です。ディーンを知らなくても、好きな人を突然失ったときの行き場のない気持ちの話として観られると思います。監督のジェームズ・ブリッジスが、自分の青春時代を重ねた作品というのも気になるところ。撮影は『ゴッドファーザー』のゴードン・ウィリス、音楽は『エデンの東』のレナード・ローゼンマン。日本ではテレビ放送のみで、劇場で観られるのは今回が初めて。若き日のデニス・クエイドを探すのも楽しみです。
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クジラに落ちた男
亡き父の遺骨を探して海に潜った青年が、マッコウクジラに丸呑みされてしまう。酸素が尽きるまで、残り約1時間。この設定だけでインパクト十分です。生還のカギになるのは、かつて憎んでいた、ダイビングの師でもある父の教え。サバイバルでありながら、親子の物語でもあるようです。主演のオースティン・エイブラムスは、役作りのために実際にマッコウクジラと泳いだそうで、その本気度にも期待してしまいます。原作はピューリッツァー賞受賞作家ダニエル・クラウスの小説。
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真実と反逆 〜ナチスと闘った若きレジスタンス〜
1941年のドイツ。教会でナチス政権への服従を促された16歳の少年が、禁止されていた海外のラジオ放送を聴き、国が隠していた戦争の実態を知ってしまう。彼は親友二人とともに、その真実を伝えるビラを町中に配り始めます。ただ、それは死刑に値する反逆罪。沈黙が「忠誠」とされた時代に、10代の少年が声を上げた実話です。監督は20年以上前からこの少年に関心を持ち、2002年にドキュメンタリーも撮っていて、その取材が今回の劇映画につながったそうです。
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mentor
少年時代の花火遊びが引き起こした火事で、妻と子を失い、全身に火傷を負った男。15年後、その原因をつくったふたりの前に、彼が現れます。しかも恨み言どころか、拍子抜けするほど優しい。この優しさが、龍之介には拭えない違和感になり、拓海には救いの光に見えて、ふたりの人生が静かに狂い始めます。監督は『空白』『ミッシング』の吉田恵輔。磯村勇斗と末澤誠也のW主演に、綾野剛が“メンター”役で加わります。復讐かと思いきや、という入り口から、もう先が気になります。
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