JAMZ SUPERNOVA PRESENTS: DANCE AROUND THE WORLD 世界中の知られざるグルーヴを紹介するコンピ!
BBC 6Musicのラジオプレゼンター兼DJであり、レーベル〈Future Bounce〉を主宰するJamz Supernovaが〈Mr Bongo〉から新たなコンピレーション・アルバム『Dance Around The World』をリリースする。
同名のラジオ番組、イベントシリーズ、そしてBandcampコミュニティの発展形とも言える本作は、Jamzの音楽的価値観を形作ったアーティスト、国、シーンを横断し、世界を巡る「昼から夜へ」の旅路を16曲で描いている。収録された各楽曲(その多くが本作限定の音源!)は、それぞれの地域で新たなサウンドを開拓し境界を押し広げつつ、自らのルーツや伝統の物語を語りかけてくるもの。レユニオン島からラテンアメリカ、東アフリカ、カリブ海、そして太平洋地域に至るまで、ダウンテンポからダンスフロア・トラックへと展開する、24時間のサイクルを体現したような作品だ。
アルゴリズムの影響とは無縁の、Jamz自身が個人的なつながりを持つシーンやアーティストばかりを選曲。互いに関連し合う2つのムードを表現する「Day(昼)」と「Night(夜)」の2部構成となっており、「Day」サイドは、社会活動、ストーリーテリング、そして伝統に根ざした、太陽の光を感じさせるサウンドで構成されている。
Equiknoxxの創設者Gavsborgと、ダブの伝道師でありリディム・ライターでもあるGroundsoundがタッグを組んだ、リズミカルかつ力強いトラック「Bittersweet」が幕開けを飾ると、Esa Williamsによるケープタウンのサウンドへのラブレターのような楽曲や、リオのOruãによるビート主体のガレージ・ロック、そしてCélia Waによるグアドループの伝統的なグルーヴと現代のジャズやヒップホップを融合させたサウンドなどに出会うことができる
「Night」サイドは、夜が更けるにつれ、リズムはより激しさを増し、ベースラインは重厚になっていく。Jako Maronによるエレクトロニック・リミックスは、彼自身のルーツであるレユニオン島の要素と、力強く疾走感のあるシンセ・サウンドスケープを融合させている。トリニダード出身のパーカッショニストKeshavとUKのプロデューサーSam Interfaceによるデュオ、Jus Nowは、UKベースの影響とカリブ海特有のドラム・サウンドを融合させた、クラブ・ミュージック主導のグローバルなサウンドを展開。さらにSamはJamzとタッグを組み、Lateenaをボーカルに、Moses Boydをドラムに迎えて「Tan Toddy」を制作。これはUKバッシュメントの視点からダンスホールを捉えた、強烈なトラックに仕上がっている。
単なるコンピレーションの枠を超え、文化やシーン、そして多様な視点を結びつける「音の祝祭」を体現する本作。各アーティストと各トラックが、先人たちへの敬意を払いつつ、境界や国境を押し広げていく作品と言えるだろう。
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