「あなたを好きな理由」新たなる門出に乾杯!

ディスクユニオン パンク・スタッフによる独断と偏見、偏愛まみれのディスクレビュー。
「新たなる門出に乾杯!」という事で、「乾杯!」から始まるこちらの再録ベストを。
新学期・進学・就職・異動・転職などなど新しい場所へ放り出されがちな4月ですが、初っ端に掲げた目標や信念を、より強固なモノに磨いてくれるであろう13曲を脳内にブチ込んで、強気マインドで過ごしてやりましょう。
-吉澤(池袋店)
哈囉,大家好!大家還好嗎?
春天來臨了呢。
春天,我佇立在東京。
ELEPHANT GYM正奏響著美妙的樂音。
那樂音彷彿輕輕地推著我的背。
路上走著一個人。
那就是你。
也是我。
那麼,祝大家一切安好。
拜拜!
(こんにちは、みなさん!お元気ですか?
春がやってきましたね。
春、私は東京に立っています。
ELEPHANT GYMからは、美しい調べが響き渡っています。
その調べが、まるで私の背中をそっと押してくれるようです。
道を歩いている一人の人。
それはあなたです。
そして、私でもあります。
それでは、みなさん、お元気で。
じゃあね!)
-高橋(池袋店)
新たなる門出に期待と不安が入り混じる経験は何度もありました。PUNKは悩みや怒り,全てかっ飛ばしてくれる。その中で最近オススメするのは自分自身抱え込んで疲れてしまったときに、絶対に背中からブッ飛ばして押してくれるアルバムは絶対コレというもの。"BAD NERVES" 去年の12月に来日した時に私はライブを見に行き、今まで抱えてた不安が全飛びPOGO状態に。期待しかないこのアルバムは、ド頭からハイスピードスリーコードエイトビートの曲、そしてパワーポップ調のキャッチーなものまで。ラモーンズ~HIVES辺りが好きな方にお勧め。これを聞いたらラモーンズも遅く感じてしまったけど。個人的に好みな2ndを紹介しましたが、1stもブっ飛ばしてくれるPUNKなので必聴。期待しかなくなります。
-池田(池袋店)
新たなる門出といえばVarukers(暴論)。門出に相応しい爽やか!青春!みたいな曲を紹介したいところではあるが、生憎私にはそう言った音楽が縁遠く、このくらいシンプルかつ衝動でやってる音楽!みたいな方がしっくりきたしだいで。春一番の突風のように走り抜けていくこのアルバム(最高ですね)。パンク第二世代とも称される"UK82”を代表するバンドの初期衝動溢れる1stアルバムをぜひ。
-和田(池袋店)
1stアルバムという門出。ぜひ代表曲でもある6曲目「Feed A Cat To Your Cobra」から門出してください。
ちょうど中学3年生の春休みに聴いていました。おかげで勢いづいた門出になっていたと思います。
ライブでは暴れまくり、来日したサマソニでは消火器をぶちまけ、現地のハードロック・カフェでは展示されていたStevie Ray Vaughanのギターのショーケースを破壊(それをそのまま弾こうとする)。
期待と不安が入り混じる4月なら、エネルギッシュに過ごすべきかもしれません。
でも空回りしないように。頑張りすぎた門出は、良くない門出かもしれません。
ギターのAaron Northは、この後2005~2007年までNine Inch Nailsのツアーに帯同するという門出。
そこでも暴れまくっています。
-アキラクロサワ(池袋店)
春だからってドキドキやワクワクなんて無いけどね〜とか思っていた矢先、先日デカめの別れを経験しました。2026年、ドギマギする春でございやす。
失恋ソングで感傷的になるようなことはないものの、ついつい背中を丸めてしまいがちな今日この頃。もっぱらTHINK AGAINをリピートして気合いを入れ直しております。家でも職場でも通勤電車でも、この声に背中を叩いてもらってなんとかやってるよ。
-西谷(新宿パンクマーケット)


BANANE METALIK
「SEX, BLOOD & GORE'N'ROLL (LP/NURSE BLOOD SPLATTER VINYL)」
期待と不安が入り混じる4月。春風のようにそっと背中を押してくれる1枚をご紹介。
という今回のテーマで、気分の浮き沈みも激しいこの季節、環境が変わったことで落ち着かない人もいることでしょう。でも大丈夫。この世には無敵のバンド・バナメタがいます。
紹介できるほどの知識も持ち合わせてないんですがとにかくかっこいい、それに尽きます。
サイコビリーと一口に言ってもネオロカっぽいライトさがお好きな方もいらっしゃいますし、こういうメタリックなジャギジャギがお好きな方もいらっしゃいますし、おすし。
私がバナメタを知ったのは20年ほど前のサイコビリーのDJイベントで流れていたのを聞いてからだったと思います。友人に「これバナメタだよ」と教えてもらいました。当時、その危険な香りがプンプンするサウンドに一瞬で惹かれましたが、特に音源を買うこともなく(というかどこに行けば買えるかも分かってなかった)、ただ「バナメタ=かっこいい」という印象だけが私の中で存在し続けました。その後数年を経てYouTubeで動画やライブ映像を見て、更にそのカッコよさにハマりました。
余談ですが「バナナメタリック」と思っていたけどその後某ショップで「バナヌメタリック」と表記されていて、「あ、バナナじゃなかったんだバナヌってなんだろう」と思ったりしたけど結局バナナでした。バナナをそれっぽく言うとバナヌてことなのか、舌を噛みそうです。
そんなこんなで、でもあんまり国内でも輸入でもCDとか見かけないなぁなんて思っていたところに、先日たまたまレーベルのインフォを発見して狂喜乱舞。どうやらレーベルの名前が変わっていたようです。しかもリイシューされてる!やったぁ!!
改めて調べてみると相変わらずのかっこよさで最高。2019年のHELLFESTのライブ映像とかシビれますよね。全人類に見てほしい。でっかい会場でチェーンソー振り回してて最高ofサイコ。そういえば昔新宿の地下ライブハウスで同じくチェーンソー回してる某サイコビリーバンドのライブを最前で見てたんですけど狭さも相まってめっちゃ排気が臭かったのを思い出します。良い時代でした。
個人的なことになりますが、自分は一度サイコビリーから離れたことがあって、でもなんやかんやとやっぱりこの音楽が好きだなぁという思いに至り、今ここにいます。そしてこうして改めてバナメタに出会えたことが嬉しく、覚書としてここに書かせていただくことにしました。サイコビリーっていいよね。
-笹野(商品部パンク)
たまたま聴いた"うちのめされないで"にビビっときて自分を奮い立たせたいときの一枚になりました。ピーズっぽさもあり、何でもかんでもやっちゃえ感がイイ。背中を思いっきり叩いて欲しいときに。
-松原(商品部パンク)
今回は『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』(以下『ストキン』)の話です。観たんですよ。皆さんもご覧になりました?“東京ロッカーズ”というムーブメントが如何に生まれたかを描いた映画なんですけどね。自分たちでバンドを、音を、気持ちを伝える!まさに『グッド・ヴァイブレーションズ』日本版みたいな、素晴らしい世界の幕開けを描いたお話。監督が田口トモロヲで、主演は峯田和伸。そうです、『アイデン&ティティ』の人たちです。
リザードやフリクション等々のバンドが名前をもじりつつ登場。特に後者の演奏シーンはやたらカッコよかったなぁ。サントラにも収録された「宣戦布告」は、リザードの『バビロン・ロッカー』収録曲。目が醒めるような名ナンバーですが、これを原曲のピコピコ感を抑えてバリバリの音でカバーしたあたり、嫌いじゃないです。
その上で紹介するのは大槻ケンヂの『ONLY YOU』?って、そりゃ思うでしょうけど。でも、『ストキン』の終盤のあるシーンで「オーケンはあの最初のソロアルバムで東京ロッカーズを網羅してたんだ…!」と納得してしまいました。決して盛ってません。6割くらいは当たってるでしょ。
「オンリー・ユー」、永遠の名曲じゃないですか。『ストキン』のイベントで“ばちかぶりの”田口トモロヲがセルフカバーしてましたが、震え上がりましたね。語りの部分が美しい。一方のオーケンは綺麗に歌い上げていて、これもまた良い。「未成年」もね、ボーイズ・ビー・シド・ヴィシャース!!だもの、ヘイ・ユウー!!どれもこれもオーケンが歌うと面白いし(興味深いって意味)、「ロマンチスト」も「メシ喰うな」も声が合ってるんですよね。ラストのアコースティックアレンジも、春のお昼過ぎみたいな穏やかな気分になります。
そんなわけで4月になりました。自販機からおしるこが無くなる、桜の花と入学式、そして新社会人の季節ですね。帰って寝たいです。
-出野(ROCK IN TOKYO)
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