JAPANESE SKA名作10.5選 ~澄み渡る青空の下で、ライブハウスで、観たい聴きたい現行バンド編~
いやぁそろそろ梅雨も明け、夏が来ますね。
そんなこんなで、今回は暑い夏に爽やかな風をお届けするオススメSKA MUSICをご紹介。
SKAってよく分からないって人でも、間口の広さがSKAの魅力の一つかと思います。
広々とした公園とかで、大人が酒を片手に楽しんでたり子供がシャボン玉しながらあそんでたり、
時にはワンちゃんがいたり、そんな光景が良く見られます。
もちろん地下のライブハウスで、
ルーディーに、スーツでビシッとキメて、というのも最高です。
ゆるりとしたリズムと、小気味の良いビート、
自然とステップを踏んでしまうようなグルーヴ感。
そういった楽しさのある音楽ですから、様々なライフスタイルのワンシーンに溶け込むのではないかと思います。
年齢問わず長く付き合える、そんな距離感の良さがあると個人的には思います。
SKAと言っても様々な派生がありますが、「ゆるく、カッコよく、楽しい」に焦点を当てて選んでみました。
あと全部現行バンドですのでぜひライブ情報があったら現地に足を運んでいただきたい。
あくまでも個人的主観(あと実際ライブ見てめっちゃ楽しかった)に満ち満ちたセレクトとなっております。
■ The SKAMOTTS 【Pleasure Isle】

たをやめオルケスタを牽引する岡村トモ子(as)によるスカ・バンド、The SKAMOTTS。
とにかくステージが良い、ほんとに。数年前すみだストリートジャズフェスティバルでの盛り上がりもすごかったし、スカイツリーと隅田川をバックに据えたロケーションも込みで最高だった。岡村さんのパフォーマンス、笑顔、観客を引き込むパワー、そりゃあ、差し出されたカンカン帽におひねりも入れちゃいます。愛猫家でもありいつもジャケットにかわいい猫ちゃんが登場するのも楽しみのひとつ。(ちなみに本作のジャケットはファブリックアーティスト岩永朝子氏の作品)もうThe SKAMOTTSは、The SKAMOTTSというひとつのジャンルでもあると思う。早くまた屋外でライブ見たいなぁ。
■ AUTOCRATICS 【No Time To Waste!】

2007年結成の、絶好調オークラさんの5枚目となる本作のアナログ盤がイタリアのKOBからリリース!!さらにUS盤として JUMP UP よりリリースされました。ジャケットや盤のカラーにも違いがあって、ファンには嬉しい仕様。このリリースを記念してのヨーロッパツアーも大成功だったとのことで、これからもますます世界に羽ばたくオートクラティクスから目が離せない!!初見でもライブ楽しめるし、メンバーのウェルカムな雰囲気もとても素敵で、若い世代にもオススメしたいバンドです。以前にも別のレビューで書かせていただいたけど、都内だけにとどまらず毎月数回ライブをこなしていてすごいなぁと思います。先日の下北シェルターワンマンも大入りで、外国からのお客様も多く人気の高さが窺えました。すでに次の海外ツアーも決まっているとか。
■ RUDE STOMPERS 【ギリギリじゃないキマグレじゃない / エエよ】

関西を中心に活動するルードストンパーズ、通称ルーストさん。とにかくライブが楽しいし、ノリが良い。もし関東でライブ見れることがあったら絶対行ってください。メンバーさんの統一感のあるスーツもカッコイイ
2020年にリリースされたこのシングル「エエよ」なんて何度聴いたことか。MVも地元/仲間愛が溢れてて素敵。スペイン語と関西弁の素晴らしい融合がクセになる!
■The KING LION 【BLANK】

今年のフジロックにも出演決定!結成20年を越える秋田が誇るスカバンド、まさに「ディス・イズ・キラースカ」の言葉がピッタリで、1曲目のイントロから12曲目のアウトロまでもう全部が完璧。本作のライナーノーツにはあのギャズ・メイオールが寄稿しています。今年2026年8月にはついにギャズ氏が秋田に降臨されるとのこと。相思相愛ですね。余談ですが10年前くらいに下北沢のライブハウスでギャズとご挨拶させていただいて2ショット撮ってもらったのにスマホが壊れてその2ショも消えてしまいました、悲しい。でもあの時の、下北沢の夜の雑多な雰囲気の中で眩しいくらいの真っ白なスーツとハット、そして素晴らしく素敵なギャズの笑顔と温かくて大きな手をずっと覚えてます。
■BRAVE LION 【BRAVE LION】

ジャマイカンミュージックへの愛に溢れる、これぞオーセンティック・スカ。もうすぐ25周年になるBRAVE LIONの22年作。アルバムとしては21年目にして1stアルバムとなる本作は伊勢浩和氏(THE SKA FLAMES)が曲を提供、トロンボーンに渡邊浩司氏 (King Nabe and the Vikings)をフィーチャーしたりのフルボリューム仕様。サブスクもあるそうなのでこの季節のお供に最適解かと思います。
■beat sunset 【Progress】

北の大地、北海道は札幌のオーセンティックスカバンドbeat sunset、通称ビーサンさん。結成20周年を迎えその円熟味を増す存在感がたまらない。とあるスカバンドを通じて知り合った北海道のスカ大好きメンがめっちゃ推してたことから名前を知り、21年にリリースされた3枚目のこのアルバムはヘビロテでした。関東から大して出たことのない自分には、北海道は憧れの土地なのでいつか行ってみたいし、六花亭のお菓子、とりわけマルセイバターサンドは世界一美味いと思ってます。9月には20周年記念のライブが札幌ベッシーホールで開催とのこと!
■THE SILVER SONICS【I WANT A LOVER】

1994年結成。2026年には32周年を迎えたベテラン、THE SILVER SONICSの26年作。広い公園とかで、ゆらゆらと揺れたい。I WANT A LOVER のサビでわけもなく泣きそうになってしまうのは、自分の加齢のせいだけではないと思う。スカフレイムスの鍵盤奏者としても活動する村田亮氏率いるシルソニですが初めて見たのはたしかスタジオコーストでのスカビルジャパンだったように思います。当時スカとか良く分からず(今も分かってるとは言えないけど)それでもその、存在感に満ちたステージとしっとりした楽曲のかっこよさが衝撃だったのを覚えています。各メンバーさんそれぞれの活動も忙しい中でシルソニのステージが見れるとボーナスステージ突入みたいな嬉しさが生まれます。
■Oi-SKALL MATES 【粋悪狂音楽 II】

そしてやっぱりオイスカですね、先日の歌舞伎町でのフリーライブも本当に素晴らしかった。あれだけの人が集まるのもさすがだし、それに応える圧巻のステージ。短期決戦のような鋭いセトリも良かったし、あの場所にいられて良かった、と心から思いました。バンドを30年も続けるというのは並大抵のことではないです。ふつうの人間関係でさえ、30年続いてるのは相当なことなのでは。しかもSKA界隈はメンバーも大所帯なのに。オイスカについても何度かのメンバーチェンジを見てきましたが、その時その時の良さがありながらも、それでも今のオイスカが一番カッコイイと思いました。先日のフリーライブで、改めて、このメンバーがこのステージにいることは当たり前ではない、それでもオイスカに代わる存在は他にないんだ、と感じました。きっとあの日あの歌舞伎町にいたみんながそういう思いを胸に集まったんだと思うとグッとくるものがありました。屋外で見るオイスカからしか得られない栄養があり、それを得たいからまたライブに行くんだと、改めて実感し、歌舞伎町の雑踏を後にしたのでした。
■The Kingstompers 【MONTEGOLY】

このアルバム本当に良い。なにが良いって、最初から最後までが本当に良い。本当に良いんだからそれしか書けない。それくらい大好きな1枚。キンストさんとの出会いは、あるDJイベントで流れていた「君がいないと」でした。軽快なリズムに日本語!個人的に日本語スカって好みが分かれると思っていて、もちろん日本語だろうと外国語だろうと良いものは良いんですが、そのイベントでこの曲が流れた瞬間の、その場にいたみんなのシンガロングがもう楽しくて。酒を片手に拳を掲げて、みんな「きみがいないとぉ~」って、そのユニティ感がめっちゃ楽しかった。そして、なんですかこの美メロ。全フレーズがなんのストレスもなく流れ込んでくる感じ。あぁ、良い曲ってこういうことなんだ。いっきにハートを掴まれました。そしてDJタイム終了後にセレクターさんに「さっきの美メロの日本語曲なんですか?」と教えてもらったのがきっかけです。それからすこし経って新宿ロフトの深夜イベントでCDを買うことが出来ました。キンストさんはメンバーさんもお客さんも暖かい仲間感があって、ピースフルで良いです。最近ライブ行けてなくて寂しいですが、いつ行ってもハッピーになれるバンドの一つです。
■SKA FLAMES 【I WON'T NEVER LET YOU GO】

存在が大きすぎて私が語るなんて出来ない。でも!やはりSKA FLAMESを抜きに語れない。
まだ日本にSKAというジャンルが根付いておらず、その存在すらも知られていなかった1984年頃より活動する、ジャパニーズSKA界の祖。SKA FLAMESのライブを見ると、なんかもう幸せな物質でお腹も心も頭も満たされる、みたいな感覚になります。「あぁ良いもの見たなぁ」という多幸感に満たされる。皆さん大好きだけど特に中須さん大好き。中須さんが楽しそうに、文字通り体の全部で演奏している姿には感動すら覚える。そしてこの、超名曲カバーが7インチ再発という嬉しいニュースに胸躍らせた方も多いはず。3ヵ月連続で計5タイトルということでお財布が悲鳴を上げる中、自分的にマストはコレでした。
■Beat Bahnhof 【DEAR PASSENGERS,】

全力でオススメしたいけど商品ページなかったのでご紹介だけ。
一時は国内のライブより海外のライブが多かったのでは?というレアなBeat Bahnhof(ビートバンホフ)、2013年作の6曲入りミニアルバム「DEAR PASSENGERS,」はマジ名盤なので、どうにかこうにか探して聞いてみてください。超上質な6曲がギュッと詰まっていて、なんていうか、デパ地下でショーケースに並べられてる高級なチョコが6粒入ってる、みたいな、とにかく絶品な作品です。こういうのが聴きたかった!と思わせてくれる1枚です。
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