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解明進むナイジェリア音楽シーン。その中でも異色の存在といわれるのがこのゴディ・オクだ。ナンデモこなすことで知られ、新しいギターが必要であれば用意し、ファンシーなサウンドのギターペダルが欲しければ自ら制作し、そして西アフリカ屈指のヘビーファンク・バンド、ハイグレーズのギタリストも務めていたのだとか。70年代の後半以降、ナイジェリアでも音楽がよりエレクトリックになっていった際に大いに活躍し、自らスタジオをこさえ、あのウィリアム・オニーバーもそこで録音したという。そんなDIY精神をベースに録音されたのが、この異色作「ONE MORE CHANCE」である。不思議に幽玄なシンセが印象的なディスコ"Don't ask me"にはじまり、ハイクオリティーなディスコ・チューン"The Enemy"、バック・コーラスとのコール&レスポンスも楽しい"My Music"などなど、ストレンジな側面ものぞかせつつ長きにわたってシーンを支えた名手らしく、US産のディスコに引けを取らないサウンドへと昇華する手腕は見事の一言。
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GODDY OKU