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- 書庫 / JPN / CD / ACHV001 / 1007184044 / 2016年10月12日
売切 注文不可結成より12年、待望の初ミニアルバム作品をリリース。2004年より名古屋を中心に活動開始。館長・牧野(Gt)と学芸員・島(Vo)によるデュオ「小鳥美術館」。牧野の精巧で輪郭の美しい演奏、島のどこか懐かしく凛とした歌声の描く情景は、まるで名画、名著を彷彿とさせる。音源未発表にも関わらず、国内外問わず著名なアーティストとの共演、「森、道、市場」「OTONOTANI」「下北沢インディーファンクラブ」「in da house」等の最良なパーティーにも多数出演し、聴衆の心をゆっくりと掴み続けてきた。今回は自主レーベル「書庫」より選りすぐられた全6曲を収録したミニアルバムの発売となる。「猫と小鳥 〜Little Museum of Bird発売に寄せて」小鳥美術館のことを考えると、長谷川潾二郎の『猫』という絵について、いつも思い当たってしまう。画商で文筆家の洲之内徹さんが『絵のなかの散歩』という本で、その絵にまつわる一文を書いている。6年前から目をつけていたこの絵を譲ってくださいと長谷川さんにお願いすると、まだ片側の髭が描いてないからと言って断られた。猫がおなじ格好で寝るのは春と秋の年2回だけなので、またこうやって眠るまで待っていてくれと言うのだ。洲之内さんは長谷川さんが「穏やかなようでも言い出したら聞かない」ことを知っているし、「猫は猫でもただの猫とは違う。長谷川さんが家族同様の待遇をしている猫なのだ。たかが髭くらいなどと軽々しいことを言ってはならない」と納得し、完成を待つことにした、というエピソードを持つ絵のことだ。小鳥美術館のふたりもまた、きっと「穏やかなようでも言い出したら聞かない」という人たちだという気がするし、なにしろその歌は「歌は歌でもただの歌とは違う」。そして、彼らの作品を長く長く長く長く待ち望んでいた人たちも「たかが録音くらいなどと軽々しいことを言ってはならない」と肝に銘じていたはずだ。だから、「ハロージャック」が流れ出した瞬間の至福は、待くたびれずに彼らを待ち続けた人たちへの最高のご褒美だ。小鳥美術館では、おおげさな愛やありきたりな美は振りかざされることがない。「ほんわか」や「なごみ」に括られようとしても、そう簡単に自分は明け渡さない。だって、あたしたち生きてるんだからさ、あたしの思いはあたしの勝手でしょ。歌の強気がチクリと心地いい。きっと、小鳥だって本当はいろんな気持ちでさえずってるんだ。そうそう。『猫』の絵には、結局、最後まで足りない髭が描かれることはなかった。だけど、「永遠に完成しない」ことで、この絵は最良のかたちで「完成した」。小鳥美術館に今回収蔵された6曲も、まさにそういうものにちがいない。----松永良平(リズム&ペンシル)¥1,870 (税込)ご注文できません
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