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- DGR RECORDS / JPN / CD / CDKM002 / 1007989105 / 2019年11月13日
売切 注文不可ボキャブラリー豊かでタイトなライミングの応酬小手先に頼らない前のめりなビートアプローチハングリー精神剥き出しの正面切るアティチュード...アルバムというアートフォームにこだわり、 Japanese Hip Hopの強度と底力を突きつける名古屋のラッパー:K.Mのサードアルバム。今作も1曲目の"Here We Come"から、そのK.Mらしい語気を緩めない大胆不敵な言葉選びは健在だ。そのフィロソフィーは"Get Ready"から"Death Dance"で強固に顕示されており、"What I Need"と"Turn It Up"で逆境を跳ね除けてインディペンデントを体現していきながら、"The Formula"へと活路を見い出していく。また、隠し味のように"Addiction"に効かせられたユーモアもK.Mらしさに溢れており、前半のハイライトとして印象深い。"Go Hard"と"Authentic"を聴いて、胸が熱くなるヘッズ達も多いことだろう。しかし、"Ray Of Sunshine"からアルバムとしての局面は変わり始める。"Break"のセンチメンタルでゆったりとしたビートもさることながら、情景描写が交え始められたそのリリックには、K.Mの日常的で懐古的な一面が見え隠れし始めるのだ。その象徴として、"Home Town"で故郷を"憎んでも愛してしまう場所"と形容した、内面に潜む弱さや寂しさをも受け入れて紡がれたリリカルなラインには、思わず胸を打たれる。また、アルバムの構成であり、そういったリリックの一語一句を念頭に置いて"Underdog Show"の世界に浸ってみると、単体のストーリーテリングとしてや、今回提示されたその作家性だけに聴きどころを見出すわけにはいかなくなるだろう。さらには"Dedicate"で、「感動を書き溜めな 不満不平ばかりじゃ Beatが泣いてるぜ」と歌っているとおり、ここまで曝け出してきたコンプレックスやフラストレーションさえも、最後は"Higher"でポジティブに昇華されていく。そして、HIP HOPに光や希望を見出し続けるその自らの生き様であり、現在進行形で深まっていく死生観が語られた"The Purpose Of Life"へと帰結するのである。つまり、このアルバムは1曲1曲で意義や主張が独立していながら、やはりアルバムである以上は、"ただ1曲1曲を並べただけのプレイリストではない"。センス豊かで個性的なビートメーカー達や、実力派で腕利きのラッパー達に感じるシンパシーから派生した相乗効果も含め、このアルバム1枚を最初から最後まで通して聴き終えた時に、HIP HOPという音楽の強度と底力を再確認することになるだろう。 Text by TAKURO SHINOHARA- 試聴可能
¥2,200 (税込)ご注文できません -
- DGR RECORDS / JPN / CD / CDKM1 / 1007387112 / 2017年05月10日
売切 注文不可反骨精神溢れるアグレッシブなフローとライミングで日々内省した自問自答や葛藤を包み隠さずストレートにスピットする、名古屋を拠点に活動中のラッパー、K.M待望の2ndアルバム!!K.MのHIP HOP(ラップ)には、ブームに乗っかっただけの軽々しい韻や、無理やりで余裕のない言葉遊び紛いのような要素は一切当てはまらない。現実と向き合い、そこで見たことや起こったできごと、素直に感じたことを歯に衣着せぬ物言いで勇猛果敢にラップするスタイルこそが、K.Mというラッパーのシグネチャーであり、真骨頂でもある。そして、そのスタイルは今作「Firm Conclusion」でもやはりブレることなく貫かれていることであり、相方のトラックメーカーであるB.CのHIP HOP臭漂う味わい深いトラックたちとの阿吽の呼吸、それから今までの活動で邂逅してきたINISHALL-L、KAI、Julian Nagano、裂固、Maker、Hanzo Reiza、DUSTY-I、Toyoda-Style、Nahとの音の上での切磋琢磨と相乗効果が、このアルバムをさらに厚みと深みのある表情豊かなものとしているのだ。 また、思わず首を縦に振ってしまわざるを得ないその終始語気を緩めずに前のめりにラップするフィジカルな部分やそれを支える卓越したスキルの部分だけではなく、より内側へと入り込んでいったリリックそのものにも耳を傾けてみると、K.MがラップするトピックスはHIP HOPの精神性を重んじながらも日常的なものであることに改めて気づき、ふと、自分の日常と重ねてどこかで共感させられたり、時には胸を熱くさせられたりする場面もあることだろう。そして、この「Firm Conclusion」を聴き込めば聴き込むほど、マイクを握り続けるが故に生じる葛藤の中でも決して諦めることなく音楽に夢と希望を必死に見出そうと歌うそのK.Mの勇気ある力強い言葉に、きっと背中を押されるような感覚を覚えるに違いない。- 試聴可能
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