名作『WILDFLOWERS』と同時期にレコーディングされていた楽曲を収録した、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの9作目のアルバムにして映画『SHE'S THE ONE(邦題: 彼女は最高)』のサウンドトラックが、発売25周年を記念して、未発表4曲を追加収録したリミックス/リマスター/リイマジンド・ヴァージョン『ANGEL DREAM』となって今ここに生まれ変わる! RSD限定アナログ盤としてリリースされる今作が、CDでも登場!
◆アルバム総売上枚数8,000万枚以上を記録、18回のグラミー賞ノミネート(うち3回受賞)し、ロックの殿堂入りを含む数々の特別功労賞を受賞する、アメリカン・ロック・シーンのレジェンドにしてシーンの頂点に君臨するアーティスト、トム・ペティ。1976年にアルバム『TOM PETTY AND THE HEARTBREAKERS』でデビューを果たして以降、バンド名義やソロ名義などの数々の作品を発表、常に純粋なロックンロールをかき鳴らしながら晩年まで活動を続けてきた彼は、まさにアメリカン・ロックの至宝的存在だと言えるだろう。
◆彼が1994年に発表した、ソロ名義としては2作目、Warner Bros. Records(現Warner Records)移籍第一弾アルバムとなるアルバム『WILDFLOWERS』は、より自由に自らのロック魂を羽ばたかせた作品であり、トム・ペティという名前を全世界に轟かせることとなった重要なアルバムだ。この名盤を祝福するべく、2020年10月に彼がもともと構想していた形でアルバムを再構築した『WILDFLOWERS & ALL THE REST』を、そして2021年4月にオリジナル・アルバム収録曲のオルタナティヴ・ヴァージョンとなる『FINDING WILDFLOWERS』を発表してきたのだが、その”ワイルドフラワーズ・セレブレイション”最終章となる作品『ANGEL DREAM』がここに登場する!
◆この『ANGEL DREAM』は、彼が1996年に発表した映画のサウンドトラック『SONGS AND MUSIC FROM ""SHE'S THE ONE""』の発売25周年を記念した作品なのだが、このサントラに収録されている曲のうち何曲かは『WILDFLOWERS』に収録するためにレコーディングされていたもので、最終的に当初の構想にあった2枚組アルバムではなく通常の1枚組アルバムとしてリリースされた際に、選曲から外れてしまった楽曲だった(その楽曲は昨年の『WILDFLOWERS & ALL THE REST』にも収録されている)。つまり、この『ANGEL DREAM』は、サウンドトラックの発売25周年作品であり、同時に”ワイルドフラワーズ・セレブレイション”シリーズの最後を飾る作品でもあるのだ。
◆トラックリストには、トム・ペティによるロック・トラック「105 Degrees」や「One of Life's Little Misteries」を始め、J.J.ケイルのカヴァー「Thirteen Days」、そしてインストゥルメンタル曲の「French Disconnection」という4曲の未発表音源が収録されており、またオリジナル盤にも収録されている楽曲「Supernatural Radio」のエクステンデッド・ヴァージョンも収録されている。収録内容に加え、ジャケットも一新されたこの『ANGEL DREAM』は、サントラ『SONGS AND MUSIC FROM ""SHE'S THE ONE""』の25周年記念リイマジンド・ヴァージョンであり、同時に再構築することで装いを新たにした、完全な形で生まれ変わったトム・ペティのアルバムだと言えるだろう。
◆今作は2021年のRecord Store Day対象作品として6月に先行でアナログ盤がリリースとなり、7月にCDとして一般流通されるタイトルだ。