近現代音楽の作曲家へのオマージュを込めた、実験的精神に溢れた仏産アヴァン・ロックバンドの'21年作のアナログ盤
近現代音楽の作曲家へのオマージュを込めた、実験的精神に溢れた仏産アヴァン・ロックバンドの'21年作のアナログ盤
3,630円(税込)
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STEREOLABにも参加経験のあるJulien Gasc(vo)、他ノイズ・ロックバンド:HIPPIE DIKTAT/HELVED RUMでも活動を行なうJulien Chamla(drs)らも参加するフランス産アヴァン・ロックバンドの、ベルギーCrammed DIscs内のレーベル:Made To Measureの第46弾としてリリースされた'21年作。こちらは限定アナログ盤。
デビュー作は仏Musea内のアヴァン系レーベル:Gazul Recordsからのリリース、また著名なレコメン系フェス"Rock In Opposition"への参加実績もある事からも、ベースとしては管楽器主体のチェンバー/アヴァン・ロックを念頭に置きつつ、キャッチーなメロディーとグルーヴィーなリズムも血肉にし、カンタベリー・サウンド影響下とも捉えられそうなサイケ・ジャズからインディー・ロックまで、フランスならではのキッチュな感性の下多種多様なジャンルを横断してきた彼らですが、本作はそのタイトル通り、バンドの新たなる可能性/方向性を打ち出した挑戦的な渾身の一作となっています。
Ayaa/In-Poly-Sonsといった、ユーモアと機知に富んだ自国のレコメン系レーベル・カラーを引き継ぎながらも、サックス/クラリネット/フルート等の管楽器を主体とした端正な室内楽調に、各曲名にも記載されている通りGiacinto Scelsi、György Ligeti、Edgard Varèse、Morton Feldmanなどのへのオマージュも込められた、不協和音/奇数拍子など現代音楽的手法を各所にて用いたポスト・モダニズムなテイストを存分に含ませたサウンド。フランス産らしい低温度なボーカルをフィーチャーした'Un grand sommeil noir'Only''といったシリアス・シャンソンなナンバーは近年のAlbert Marcoeurの諸作を思わせる所もあり。Crammed Discs内でも特に先鋭的な作品を取り扱うレーベル:Made To Measureからのリリースも納得の、実験的精神に溢れた傑作!
【限定アナログ盤】
AQUASERGE
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