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惜しくも鬼籍に入った即興音楽の巨人スティーヴ・レイシー。彼にとって最後のビッグ・プロジェクトの一つと言われる晩年の作業を収めた重要作。2002年ドイツBADEN-BADENにおけるべース、ドラムの生楽器にターン・テーブル、エレクトロニクス×2名が曲により様々に入れ替わる編成での演奏をスタジオでリミックスしたのが本作。もとは全て同じコンポーズの曲がプロセッシングにより様々に派生してゆく。その結果としての音像は緻密で繊細でありながら、サイケデリアさえも呑み込まんとするような巨大なウネリにも聴こえます。
STEVE LACY(ss),PETER HERBERT(b),WOLFGANG REISINGER(ds),PHILIP JECK(turntables),CHRISTOF KURZMANN(electronics),BERNHARD LANG(electronics)
STEVE LACY / スティーヴ・レイシー