NOTHING BUT THE BLUES

GEORGE HUGHLEY

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2,629円(税込)

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レーベル
ROYA
国(Country)
US
フォーマット
CD
規格番号
00100
通販番号
57C041900048
発売日
2005年08月19日
EAN
0855184001004
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商品詳細情報

このジャケからして素通りされそう・・・ホワイト系の新録かと訝る人もおそらくいらっしゃるでしょう。いや、ちょっと待って下さい!!この人知る人ぞ知る黒人シンガー&プロデューサーなのです。テキサス方面で活躍した?どちらかというとR&Bスタイルよりのシンガー。(ってだけでもういいやという方も予想されますが)アラバマはラファイイエットに生まれ、18歳にして既にゲイトマウス・ブラウンやビッグ・ジョー・ターナー、ティナ・ターナーのオープニング・アクトを努めたという実力の持ち主。しかもファイブ・ブラインド・ボーイズ・アラバマのジョージ・ルイス・スコットの親戚筋らしいです。60年代にはゴードン・ボイキンスと書いた“WHAT DID I DO”がキングでヒット、71年にはブッダで7インチのヒットを輩出し(“THAT'S WHI I CRY”ちなみに某オークションで凄い値段です)等、ソング・ライターとしてもシンガーとしても中々の実力の持ち主でした。今回はブルースチューンが中心ですが、OV.ライトとアル・グリーンを足して2で割ったような声は、年輪を感じさせながらも、ゴスペル、ブルースの奥行きを十分にを感じさせるディープな歌いっぷり。バックのサウンドはチトリン・サーキット直送な感じのタイト!バック・ビートがこちらの体を刺激します。ギターのリック・ヒンクルはストレート・ブルースもファンキーなリフも共にばっちり、さらに1曲歌っております。1曲目、フルソンのTRAMPに酷似したリフに早くも胸の高まりを押さえきれませんが、白眉は6曲目のサザン・バラッド。ああメンフィスが蘇る・・・ホーンのオブリガートといいまるっきりMG'Sがバックをつけたようなサウンド。楽曲も心にしみる構成で思わず涙が・・・。新録にしてヴィンテージな味わいです。俺こんなのばっかし聴いてるから時代についていけねえんだよな・・・と思いながらも、晩年のオーティスの如く、俺はこのままでいいのさ、と呟いてみたくもなりますよ。ミディアムなファンキー・チューンも勿論ばっちり。まさにチトリン・ワールドであります。あのカルヴィン・リーヴィーが(マイナーすぎですか)、ヴァーノン・ギャレットが、マラコのボビー.ブランド等がそうであったかのように、ブルースとサザン・ソウルは相容れるものであるという証明を見た気がします。(ブルースとソウルを切り離す聴き方が我国にあるのも厳然たる事実ではありますが、それでもなお言いたいっ!)個人的にはウィリー・ウォーカーの新譜ばりに(こっちの方がブルース度高いですが)興奮を感じた次第です。自信を持ってお薦めしたい!但しブルースが嫌いな人は聴かないで下さい。ほとんどブルースじゃねえかとの苦情についてはお受けしかねます・・・悪しからず。

(お茶の水ソウル/ブルース館 秋元)