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1979年にミネアポリスで産声を上げ、向こう見ずなハードコア・パンク・バンドとして活動をスタート、その後アンダーグランド・シーンからメジャー・シーンに活動の場を移し、貪欲に様々なサウンドを取り入れながら80年代を中心に活躍した元祖オルタナティヴ・ロック・バンド、ザ・リプレイスメンツ。彼らの存在とサウンドこそが90年代のオルタナティヴ・ロック・シーンに大きな影響を与えた、といっても過言ではないほどの存在感を持つ、唯一無二の存在だ。
彼らのメジャー・デビュー・アルバムであり、非常に高い評価を受ける1985年の傑作『TIM』が、今ここに4枚組CDとアナログ盤で構成されるデラックス・ボックス・セット『TIM: LET IT BLEED EDITION』となって今ここに再び登場することとなった! このボックス・セットには、ラモーンズやトーキング・ヘッズらとの仕事でも知られる伝説的プロデューサー/エンジニア、エド・ステイシアムの手によって新たなミックスが施され、全く新しいサウンドとなって生まれ変わったアルバム『TIM』を収録したCDとアナログ盤に加え、オリジナルのプロデューサーであるトミー・アデーライ(トミー・ラモーン)によるミックスの最新リマスター音源を収録したCD、ビッグ・スターの伝説的メンバー、アレックス・チルトンのプロデュースによる1985年1月のセッション音源やアルバムのデモ音源といった数々の貴重なレア音源を収録したCD、さらには1986年1月11日にシカゴにあるキャバレー・メトロで開催されたライヴの模様を収録した未発表ライヴ音源を収録したCDが同梱されており、感涙必至の超豪華な内容となっている。
また、このボックス・セットには12インチ四方のハードカバー・ブックも同梱されており、ここには未発表の貴重な写真の数々に加え、Rhino Recordsのジェイソン・ジョーンズと共にこのボックスのプロデュースを担当したボブ・メールによるアルバム『TIM』の頃の歴史を詳細に記した書き下ろしのライナーノーツが掲載されている。ボブ・メールはニューヨーク・タイムズ紙にベストセラーとして紹介された『Trouble Boys: The True Story of The Replacements』の著者であり、また2019年に発表されたザ・リプレイスメンツの『DEAD MAN'S POP』のデラックス・エディションに寄稿したアルバムのライナー・ノーツでグラミー賞を受賞した人物だ。
さらに、この『TIM: LET IT BLEED EDITION』は、著名な写真家、モシェ・ブラカが撮影した、1985年のミネアポリスにあるリハーサル・スペースでのバンドの姿を捉えたアイコニックな写真をフィーチャーした新たなジャケットが採用されていることも、特筆すべき大きなポイントだ。偶然にも、ブラカはラモーンズの1977年のアルバム『LEAVE HOME』のジャケット写真を撮影したフォトグラファーであり、さらに『LEAVE HOME』はトミー・ラモーン/トミー・アデーライとエド・ステイシアムが初めてコラボレーションを果たした作品でもある。
1985年にリリースされたこの『TIM』は、全米アルバム・チャート最高位192位、売上枚数も75,000枚のみとなっていたのだが、評論家筋からは非常に高い評価を受け、その後「Bastards of Young」や「Left of the Dial」、「Swiging Party」や「Here Comes a Regular」といった色褪せることのない名曲たちは新たな世代から大きな支持を集めていき、後に「名盤」として世界的に認知されることとなった作品だ。まさにこのアルバムの登場が、90年代以降の米オルタナティヴ・ロック・シーンの原型となったともいえるほどのインパクトを持つ作品なのだ。
トミー・ラモーン/トミー・アーデライがプロデュースを務め、ミックスの大半も手掛けたこのアルバムが、約40年の時を越え、トミーの長年の友人であり共に様々な音楽を創り上げてきた伝説的プロデューサー、エド・ステイシアムの手によって新たなミックスが施され、より高音質な作品となってここに蘇るのだ。オリジナルのマルチ・トラックを元に、より深く詳細に、そして究極的に満足のいくサウンドへと磨き上げられた今作は、まさにバンドの剥き出しのエネルギーをそのままサウンドに封じ込めたかのような作品となっている。
ポール・ウェスターバーグ(vo/g)、トミー・スティンソン(b)、クリス・マーズ(dr)、そしてボブ・スティンソン(g)からなるザ・リプレイスメンツは、サイアー/ワーナー・ブラザーズと契約を交わす前となる1985年初頭、彼らにとって音楽的/精神的なゴッドファザーともいうべきビッグ・スターのアレックス・チルトンと共に、彼らのホームタウンであるミネアポリスで新たな作品のための素材をレコーディングしていった。4月にはトミー・アデーライとともに最初のデモをレコーディングし、その夏に本格的なレコーディング・セッションを開始したのだが、アレックス・チルトンとのレコーディング音源を含むこの時期の貴重な音源の数々が、『SONS OF NO ONE: RARE & UNRELEASED』と題されたディスクにたっぷりと収録されている。「Can't Hardly Wait」や「Bastards of Young」、「Hold My Life」といった楽曲の新たな魅力あふれるオルタナティヴ・ヴァージョンや、トミー・スティンソンの手よる楽曲にポール・ウェスターバーグがヴォーカルをつけた未発表のオリジナル音源「Having Fun」などが収録されているのだ。
また、『NOT READY FOR PRIME TIME』と題されたディスクには、1986年1月にシカゴのキャバレー・メトロで開催された未発表のライヴ音源が収められている。バンドのライヴ・ミキサーである、モンティ・リー・ウィルクスによるサウンドボード・レコーディングという形でここに収録されているこのライヴは、最終的にバンドがテレビ局から出演禁止を食らうこととなった、NBC『サタデー・ナイト・ライヴ』の悪名高き音楽ゲスト出演の1週間前に開催されたもの。メトロで演奏された28曲は、オリジナル・ラインナップのバンド・メンバーによる最高潮の瞬間を捉えたものであり、扇動的なザ・リプレイスメンツの名曲(「Color Me Impressed」や「Answering Machine」)の他、滅多に演奏されることのない隠れた名作(「Mr. Whirly」や「Go」)や、ザ・ビートルズ、ローリング・ストーンズ、シャム69のカバー曲、さらにザ・ノヴァスのミネソタ・ガレージ・ロック・クラシック楽曲「The Crusher」のボブ・スティンソンがリード・ヴォーカルに披露する貴重なカバー・ヴァージョンといった楽曲を披露したものだ。
<メーカーインフォより>
Left of the Dial (Ed Stasium Mix)
Bastards Of Young
REPLACEMENTS / リプレイスメンツ