ARIAS&CANTATAS HARPA ROMANA

RICCARDO PISANI リッカルド・ピザーニ

バロック・ハープの弦音が幾重にも重なる妙なる響き

  • CD
  • 新品在庫なし
  • (注文は可能/1ヶ月未入荷の場合キャンセルのご案内を致します)

3,245円(税込)

※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!

レーベル
ARCANA
国(Country)
IMPORT
フォーマット
CD
規格番号
A561
通販番号
1008829282
発売日
2024年04月26日
EAN
4589538810993
  • LINE

  • メール

商品詳細情報

ローマのハープ ~バロックハープを伴う17世紀ローマの声楽曲集
【収録内容】
1. 作曲者不詳(17世紀): Canzona カンツォーナ
2. オラツィオ・ミーキ(1595頃-1641):Or che la notte del silentio amica おお恋人よ、なんと静かな夜だろう
3. ミーキ: もう情けの弦で濡らすまい、この竪琴を
4. ジロラモ・フレスコバルディ(1583-1643):Toccata per spinetta sola overo liuto 鍵盤独奏またはリュートのためのトッカータ
5. ミーキ: Perdan quest’occhi il sole わが両目は陽光を失ってしまった
6. アンドレア・ファルコニエーリ(1585-1656): Arpa 竪琴の調べ
7. ミーキ: Infelice mia vita 不幸なわたしの生涯よ
8. 作者不詳(17世紀): Toccata per Florete Flores トッカータ「花よ咲き誇れ」
9. マリオ・サヴィオーニ(1606頃~1685): 恋が罪でないというなら
10. ステファノ・ランディ(1587-1639): La Ragana ラ・ラガナ
11. ジョヴァンニ・カルロ・ロッシ(1617頃-1692):Vanne mio core alle stelle 行け、わが心よ、あの星々の輝くところへ
12. G. C. ロッシ: a かくも甘美な、この身に感じる痛みよ
13. 作者不詳(17世紀): Una cetra s’accoglie 竪琴を構えて(器楽による演奏)
14. G. C. ロッシ: Vuoi ch’io mora わたしに死んでほしいのか
15. ルイージ・ロッシ(1598-1653): Lasciatemi qui solo ここで独りにさせてください
16. マルコ・マラッツォーリ(1602頃-1662):E pur volsi innamorarmi それでも恋に溺れたかったわたしに
17. レリオ・コリスタ(1629-1680): Paradigma I パラディグマ1
18. マラッツォーリ: 哀れなものよ、しかし確かに
19. マラッツォーリ: O che sempre mi scordi ああ、わたしはいつも忘れてしまう
20. リナルド・トレマテッラ(生年不詳-1603): Canzon カンツォーナ
21. ヴェスパシアーノ・ロッチャ(1560-1625頃): Madre del Redentore 贖罪主の母なる方よ

[4]以外は全て世界初録音

【演奏者】
リッカルド・ピザーニ(テノール)
ラ・スミズランツァ
キアーラ・グラナータ、マルタ・グラツィオリーノ、エレーナ・スポッティ(バロック・ダブルハープ)
録音: 2022年8月13-16日
サンタ・マリア・イン・カンポ教会、
カヴェナーゴ・ディ・ブリアンツァ(イタリア中北部ロンバルディア州)
収録時間: 68分

バロックの真髄を美声の独唱と共に
16世紀末から17世紀にかけて、音楽よりも先に建築や美術で後年「バロック」と呼ばれることになる新芸術が大きく開花したローマ。17世紀にはフィレンツェで花開いたオペラの技法やヴェネツィア複合唱様式などの影響で、音楽でも独唱に重きを置いた新しい様式が発展します。ソナタなどの器楽芸術も躍進してゆくこの時代、ローマでは声楽の伴奏も含め撥弦楽器奏者たちが大活躍。特にハープは古代を思わせる外観とあいまって、幾人かの名手の活躍を通じバロック期のローマで大いに愛されました。3人の古楽ハープ奏者たちが集うラ・スミズランツァは今回、ローマ生まれで教皇庁聖歌隊出身の古楽歌手リッカルド・ピザーニと共に、この時代にハープで奏でられたローマの作曲家たちの声楽作品と器楽曲を厳選。殆どの曲が世界初録音となる貴重なプログラムを通じ、半音階を多様した当時の音楽にも対応できるよう作られたバロック型のダブルハープあればこその充実アルバムを編み上げました。ランディやカプスベルガーなど同時代の声楽作曲家たちの曲をとりあげた録音物でたびたび言及される「ハープのミーキ」ことオラツィオ・ミーキ、不協和音も取り入れた緻密な和声語法で独特の味わいを生み出す異才マラッツォーリなどのユニークな音楽の魅力が、妙なる撥弦の重なりと古楽のスペシャリストによる美声で生々しく「いま」に蘇ります。フレスコバルディやモンテヴェルディなど同時期のイタリア音楽の捉え方にも新たな光を投げかけてくれる、ARCANAならではの充実盤の登場です。

(ナクソス・ジャパン)