SILVESTROV:SYMPHONY FOR VIOLIN AND ORCHESTRA "WIDMUNG"

JANUSZ WAWROWSKI ヤヌシュ・ヴァヴロウスキ

シルヴェストロフ6番目の交響曲「献呈」と80年代代表作の一つ「後奏曲」

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レーベル
NAXOS
国(Country)
IMPORT
フォーマット
CD
規格番号
8574413
通販番号
1008834745
発売日
2024年05月10日
EAN
4945604744133
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商品詳細情報

ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-):献呈/後奏曲
ヤヌシュ・ヴァヴロフスキ(ヴァイオリン)/クリストファー・リンドン=ジー(指揮)/リトアニア国立交響楽団

【収録内容】
ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-):

1-4. ヴァイオリンと管弦楽のための交響曲「献呈」(1990-91)
1. I. Allegro moderato con moto - Moderato
2 II. Moderato con moto - Andantino -
3. IIIa. Allegretto -
4. IIIb. Andante - Moderato

5. 後奏曲 - ピアノと管弦楽のための(1984)

【演奏者】
ヤヌシュ・ヴァヴロフスキ(ヴァイオリン)...1-4
ユルギス・カルナヴィチウス(ピアノ)...5
リトアニア国立交響楽団
クリストファー・リンドン=ジー(指揮)

録音:2022年5月2-6日
Lithuanian National Philharmonic Hall, Vilnius(リトアニア)

総収録時間:63分

現在ベルリンで生活を送るキーウ出身の作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフ。活動の初期の頃は前衛的な作品を書いていたものの、1974年にソ連作曲家同盟から除名されてしまい公の場での活躍が難しくなりました。彼はこの頃から作風を変換、後期ロマン派を思わせる美しい響きを用いた懐古的な作品を書き始め、これらは現在までに多くの人に愛されています。このアルバムに収録されているのは、彼の6番目の交響曲にあたる「献呈」と80年代の代表作の一つ「後奏曲」の2作。「献呈」はシルヴェストロフの親友でもあるヴァイオリニスト、ギドン・クレーメルのために作曲され、ミュンヘンでクレーメルによって初演されました。冒頭こそ不協和音に満ちていますが、曲の白眉はマーラーのアダージェットを思わせる最終楽章にあり、自身の演奏の録音を聴いたクレーメルが思わず「映画『ヴェニスに死す』の世界のようだ」と叫んだというほどに、安らぎと憧れに満ちた世界が広がります。「後奏曲」も冒頭こそ十二音音楽を思わせる激しい曲想ですが、少しずつピアノの優しく懐かしい響きが曲を支配し、最後は静寂の中に音が消えていきます。どちらもシルヴェストロフらしい、調性や伝統的な旋法を用いながらも、ドラマティックさと抒情性が交錯する独自の作風で書かれています。
「献呈」でヴァイオリンを演奏するのはポーランドの名手ヤヌシュ・ヴァヴロフスキ。ポーランド現代作品の初演を数多く行うとともに、録音でも高く評価されており、このアルバムでも1685年製の銘器ストラディヴァリを駆使して,美しい音色でシルヴェストロフの音楽を歌い上げています。
(ナクソス・ジャパン)