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Orfeoレーベルにおけるバイバ・スクリデ8枚目のアルバムは、バルトークのヴァイオリンとオーケストラのための作品集。バルトークにとってヴァイオリンは、民族的要素を表現するための重要な楽器であり、数多くの色彩的な作品がヴァイオリンのために書かれています。ヴァイオリン協奏曲第2番は、1956年に「第1番」が発見される以前にはバルトーク唯一のヴァイオリン協奏曲とみなされていた作品で、五音音階と十二音を駆使したエキゾチックな雰囲気を持つ躍動的な音楽です。民謡素材をふんだんに用いた2曲のラプソディは更にユニークな作風。緩-急の2楽章で構成され、多彩な技巧と五音音階が全曲に渡って取り入れられた難曲です。
ラトヴィア出身のスクリデは、この3曲に於いて実に共感溢れる演奏を繰り広げました。ゆったりとした楽章ではすすり泣くような音色を聴かせ、速い楽章では熱狂的な凄みのある演奏を披露。また、バックを務めるノルウェー出身の指揮者アイヴィン・オードランはオーケストラから粘り強い響きを引き出し、スクリデの演奏を引き立てています。 (ナクソス・ジャパン)
【収録内容】
バルトーク(1881-1945):
ヴァイオリン協奏曲 第2番 BB117,Sz112(1937-1938)
1.第1楽章:Allegro non troppo
2.第2楽章:Andante tranquillo
3.第3楽章:Allegro molto
ヴァイオリンとオーケストラのためのラプソディ 第1番 BB94b,Sz87(1928-1929)
4.第1楽章:Lassu: Moderato
5.第2楽章:Friss: Allegro moderato
ヴァイオリンとオーケストラのためのラプソディ 第2番 BB96b,Sz90(1928-1929/1935改訂)
6.第1楽章:Lassu: Moderato
7.第2楽章:Friss: Allegretto moderato
【演奏者】
バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)
アイヴィン・オードラン(指揮)
ケルンWDR交響楽団
【録音】
2017年3月20-24日
ケルン、フィルハーモニー
BAIBA SKRIDE / バイバ・スクリデ
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