油井正一
(ゆい・しょういち)
横浜市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。学生時代よりレコードの収集、ジャズ評論の執筆を開始。
戦時中は兵役に就き、前橋陸軍予備士官学校から東部22部隊へ配属され、将校として高射砲部隊にいた。
戦後は評論活動を再開し、ラジオ神戸(現・ラジオ関西)で「ジャズ・アメリカーナ」という番組を担当。その後評論家としての本格的な活動に入った。
雑誌等への執筆の他、ラジオ番組にも数多く出演し、特に1973年から1979年にかけてFM東京などで放送された『アスペクト・イン・ジャズ』は名番組と評された。
東京藝術大学、桐朋学園大学、東海大学などでジャズに関する講義も担当した。1996年には勲四等瑞宝章を受ける。1998年6月8日没、79歳没。