2,915円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
歴史的放送音源からのCD化・meloCLASSIC
※制作元在庫切れとなった場合、長期間入荷しない可能性がございます。あらかじめご了承ください。
簡易型紙ケース収納(DIGIPAKではございません)
★伝説的な名ヴァイオリニスト、ロマン・トーテンベルク(1911-2012)の貴重な録音集。
ロマン・トーテンベルク [トーテンバーグ] はポーランド中部のウッチ生まれのヴァイオリニスト。モスクワとワルシャワで育ち、ベルリンで高名なカール・フレッシュにヴァイオリンを学んだ。1938年に米国に移住、市民権を得て亡くなるまで70年以上を過ごした。彼は欧州でも米国でも同時代の作曲家の作品を積極的に紹介したことで知られる。また米国ではヴァイオリン教師としても高名だった。
不思議なことにトーテンベルクは、商業録音を残しているにもかかわらず、長く録音が顧みられることがなく、フレッシュ門下の極めて優秀なヴァイオリニストにもかかわらず幻のヴァイオリニストになってしまっていた。トーテンベルクの素晴らしさは1958年のバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番の一つだけでもはっきり理解できる。音そのものに気が漲っており、しかも演奏に崩しがなく、圧倒的に立派なバッハが鳴り響く。一方シューベルトでは洒落た柔らかい歌いまわしが魅力的。若い頃に共演したことのあるシマノフスキでは、透明かつ温かみのある音色でじっくり聞かせる。ブラームスの第3番はロマン色の重みを脱ぎ捨てた近代感覚の演奏で新鮮な印象を与える。これらの録音を聞けば、なぜこれほどの立派なヴァイオリニストが長年録音で聞けずにいたのか不思議に思わざるを得ないだろう。
ちなみにトーテンベルクの愛用のストラディヴァリウス(6億円の価値があるという)は1980年に盗難に遭い、彼の死後2015年になって発見されて遺族の元に戻り、ニュースで広く報道された。1970年のシューベルトとシマノフスキはステレオ録音。 (資料提供:東武ランドシステム)
【収録内容】
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001
1958年3月5日 ハンブルク 放送用スタジオ録音
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV.1003
1963年2月23日 シュトゥットガルト 放送用スタジオ録音
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D574
シマノフスキ:アレトゥーザの泉 Op.30
コンラート・リヒター(ピアノ)
1970年1月26日 ハンブルク 放送用スタジオ録音 (ステレオ)
ファリャ(コハンスキ編):スペイン民謡組曲
リヒャルト・ベックマン(ピアノ)
1958年3月5日 ハンブルク 放送用スタジオ録音
ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナティーナ ト長調 Op.100
ノラ・クレンク(ピアノ)
1964年1月8日 シュトゥットガルト 放送用スタジオ録音
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
バルトーク(セーケイ編):ルーマニア民俗舞曲
コンラート・リヒター(ピアノ)
1968年5月31日 エットリンゲン ライヴ録音
ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ第1番 ニ長調 Op.4
マリア・ベルクマン(ピアノ)
1963年2月22日 バーデン=バーデン 放送用スタジオ録音
[収録時間=151'20]
【演奏者】
ロマン・トーテンベルク [トーテンバーグ](ヴァイオリン)
ROMAN TOTENBERG / ロマン・トーテンベルク
ポーランド出身のヴァイオリニスト (1911-2012)