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1865年の結婚後、舞台作品での成功を夢見たラロは、オペラ=リリック座(英語版)のオペラ新作コンクールに応募、1866年から翌年にかけてフリードリヒ・フォン・シラーの原作に基づく作品『フィエスク』(Fiesque)を作曲したものの第3位となり、上演はされないままとなりました。ラロはこの挫折にもめげず、続いて本作に取りかかり、一部『フィエスク』の音楽を取り入れながら、1881年に全曲を完成。しかし、なかなか上演の機会に恵まれず、グノーの尽力により、1888年にようやく初演されました。作品にはワーグナー的な動機が含まれ、同時代のフランスに於けるワグネリスムの興隆を垣間みることが出来る作品です。クリュイタンスの優雅で鮮やかな音楽に仕上げられた名盤です。なお、ブックレットは簡単なあらすじ(欧文)のみで、歌詞対訳は付属しません。 (資料提供:ワーナーミュージック)【収録曲】 ラロ:歌劇「イスの王様」(全曲) 【演奏】 ジャニーヌ・ミショー(ソプラノ)、 リタ・ゴール(メゾ・ソプラノ)、 アンリ・ルゲイ(テノール)、ジャン・ボルテール(バリトン)、 ピエール・サビニョール(バリトン)、ジャック・マリス(バス)、 セルジェ・ラリエ(バリトン)、他、 フランス国立放送管弦楽団&合唱団、 アンドレ・クリュイタンス(指揮) 【録音】1957年6月、パリ、Salle de la Mutualite
ANDRE CLUYTENS / アンドレ・クリュイタンス
ベルギー出身の指揮者