商品詳細情報
■輸入4枚組の限定アナログ盤ボックス
前半の2枚に3月のライヴ、後半の2枚に11月のライヴを収録。輸入限定盤。
QUEEN II TOUR
LIVE AT THE RAINBOW, MARCH '74
SHEER HEART ATTACK TOUR
LIVE AT THE RAINBOW, NOVEMBER '74
TRACKLISTING:
LP 1 + 2
LIVE AT THE RAINBOW, MARCH ’74
1. PROCESSION
2. FATHER TO SON
3. OGRE BATTLE
4. SON AND DAUGHTER
5. GUITAR SOLO
6. SON AND DAUGHTER (REPRISE)
7. WHITE QUEEN (AS IT BEGAN)
8. GREAT KING RAT
9. THE FAIRY FELLER’S MASTER-STROKE
10. KEEP YOURSELF ALIVE
11. DRUM SOLO
12. KEEP YOURSELF ALIVE (REPRISE)
13. SEVEN SEAS OF RHYE
14. MODERN TIMES ROCK ’N’ ROLL
15. JAILHOUSE ROCK / STUPID CUPID / BE BOP A LULA (MEDLEY)
16. LIAR
17. SEE WHAT A FOOL I’VE BEEN
LP 3 + 4
LIVE AT THE RAINBOW, NOVEMBER ’74
1. PROCESSION
2. NOW I’M HERE
3. OGRE BATTLE
4. FATHER TO SON
5. WHITE QUEEN (AS IT BEGAN)
6. FLICK OF THE WRIST
7. IN THE LAP OF THE GODS
8. KILLER QUEEN
9. THE MARCH OF THE BLACK QUEEN
10. BRING BACK THAT LEROY BROWN
11. SON AND DAUGHTER
12. GUITAR SOLO
13. SON AND DAUGHTER (REPRISE)
14. KEEP YOURSELF ALIVE
15. DRUM SOLO
16. KEEP YOURSELF ALIVE (REPRISE)
17. SEVEN SEAS OF RHYE
18. STONE COLD CRAZY
19. LIAR
20. IN THE LAP OF THE GODS... REVISITED
21. BIG SPENDER
22. MODERN TIMES ROCK ’N’ ROLL
23. JAILHOUSE ROCK
24. GOD SAVE THE QUEEN
これまで未発表だった初のライヴ・アルバムが、40年の時を経て登場。
<海外プレスリリース訳>
1974年3月31日は、ロック史に残る記念碑的な日付だ。それが今、ロンドンの伝説的な会場、レインボーでクイーンという当時の新進バンドが敢行したコンサートのレア音源を、複数のフォーマットでリリースするというかたちで祝福されようとしている。その象徴的なコンサートに足を運んだ観客の中で、彼らが世界一の成功を収める最高のロック・バンドとなることを予見できた者は、ほとんどいなかったに違いない。だがこの驚異的なショウを見終えたときには、もしかしたら、と思った人も少なからずいたのではないだろうか。
この作品に収録される音源には、これまでクイーンの公式なライヴ・アルバムでは一度もリリースされたことのない楽曲が1ダース以上含まれている。本作はCD、アナログ盤、そして限定版のスペシャル・セットに加え、デジタルのフォーマットでも発売される。
もうじきリリースされる《クイーン:ライヴ・アット・ザ・レインボー '74》で、はじめて世界中のリスナーの耳に届くコンサートは、バンドが初のヘッドライナーを務めた全英ツアーの集大成だった。その直前の1973年末、彼らはモット・ザ・フープルのツアーで前座を務め、大方の見るところでは、このヒット・バンドをステージから吹き飛ばしていた。クイーンは前座としてはほとんど類がない絶賛を浴び、彼らが将来的にトリを取るバンドになることは、だれの目にも明らかだった。1973年7月にデビュー・アルバム《戦慄の王女》をリリースして以来、バンドは着実に勢いを増しつづけ、1974年のはじめには、モットとのツアーの成功を受けて、イギリスの音楽紙「ディスク&ミュージック・エコー」から年間最優秀バンドに選出された。
3月のレインボー公演の直前、クイーンはイギリスの音楽番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」で、ニュー・シングルの〈輝ける7つの海〉を披露した。この高視聴率番組に出演できたのは、もっぱら幸運のたまものだったが――彼らは急遽出演できなくなったデイヴィッド・ボウイの穴埋め役を務めた――バンドはここぞとばかりにスリリングなパフォーマンスをくり広げ、シングルをみごとトップ10に送りこんだ。
グループは今や初のヒット・シングルをものにし、リリースされたばかりのセカンド・アルバム《クイーンII》も評論家筋に好評を博していたが、それでもレインボーでプレイするのは、高望みのしすぎという声は高かった。それは当時のロンドンを代表する会場で、LAのパレイディアムや、ニューヨークのフィルモア・イーストに並ぶ存在だった。だがクラブや大学のホールで4年間闘いぬき、一度として自分たちの実力に疑いを抱かなかったバンドには、十分に勝算があった。バンドの自信は、3000席以上の会場があっという間にソールドアウトとなったことで裏書きされた――中にはチケットを入手するために、1.20ポンドもの大金を支払ったファンもいた!
クイーンのパフォーマンスは、フレディがじきに彼のトレードマークとなる「イーグル・スーツ」――トップ・ファッション・デザイナーのザンドラ・ローズが彼のためにつくった、翼のように垂れた袖が特徴の、身体にぴったりフィットした衣裳に身を包んでさっそうとステージに登場した瞬間から、ずっと見せ場のオンパレードだった。跳ねまわったり、ポーズを取ったりしながら、彼はその非凡な声とステージ上の存在感とで観客を瞬時に虜にし、ブライアン・メイはその卓越した革新的なギター・プレイで、もうひとつの要となった。そしてドラマーのロジャー・テイラーとジョン・ディーコンのパワフルな「機関室」(と彼らは好んで自称した)が、イギリスの聴衆にとってはまったくの初体験となるサウンドを完成させた。陶酔したファンは拍手喝采し、バンドにスタンディング・オベーションを送った。
その電撃的なライヴの模様は、クイーンの最初のスタジオ・アルバム4作を共同でプロデュースしたロイ・トーマス・ベイカーがレコーディングし、バンドのサード・アルバム(および初のライヴ・アルバム)としてリリースされる予定だった――ジェイムズ・ブラウンの《ライヴ・アット・ジ・アポロ》やザ・フーの《ライヴ・アット・リーズ》のような、キャリアを決定づけるライヴ・アルバムとなるはずだったのだ。エンジンを全開にしたライヴ・バンドのマジックを捕らえることに主眼を置いた《クイーン:ライヴ・アット・ザ・レインボー '74》がリリースされていれば、ほぼ間違いなく大ヒットとなっていただろう。だがクイーンの創造力は止まるところを知らず、いつでもレコーディングできる状態の新曲が、早くも山積みになっていた。そこでバンドはライヴ・アルバムをリリースする代わりにスタジオ入りし、最終的は1974年のブレイクスルー作、《シアー・ハート・アタック》となるアルバムのレコーディングを開始する。おかげですでに完成していた《レインボー》のライヴ・アルバムは、お蔵入りの憂き目にあった。
1974年の終わりにクイーンは、彼ら流のドライヴするロックと気の効いた歌詞を精製したようなシングル〈キラー・クイーン〉で初のナンバー1を獲得。この曲は秋にリリースされて大ヒットを記録し、現在もなお多くのファンがいちばんのお気に入りに上げるアルバム《シアー・ハート・アタック》に収録されていた。その成功を祝し、大きな飛躍となった1年の有終の美を飾るために、クイーンは1974年11月、ふたたびレインボーのステージに立ち、超満員の観衆を前に、3月のコンサート以上に目を見張る内容のライヴを2度にわたってくり広げた。ちなみにこの時のコンサートでは、スポットライトを浴びたフレディがほぼ間を置かずにステージの両側に登場する、ツアーでも観客を沸かせた〈ナウ・アイム・ヒア〉のあでやかなパフォーマンスが披露されている。コンサートはファンからも評論家からも圧倒的な絶賛を浴び、それまでバンドの実力に疑念を抱いていた人々も、多くが彼らの軍門に降った。この年のクイーンはほかに、オーストラリア、アメリカ、スウェーデン、フィンランド、オランダ、ベルギー、そしてスペインでも初のステージを経験した。
そして今、40年もの歳月をへて、《クイーン:ライヴ・アット・ザ・レインボー '74》がついにアーカイブ(記録保管庫)から浮上し、みずからの才能を見せつける将来のスーパースターたちの貴重きわまりない記録を、提供してくれる運びとなったのである。
この《クイーン:ライヴ・アット・ザ・レインボー '74》は、)現代のもっとも高い基準に沿って新たにミックスされ、マスタリングされた各種のフォーマットで、日本では2014年9月10日(英国9月8日、アメリカ9日リリース)リリースされる。通常の2枚組CDから、DVD、見開きジャケットの2枚組アナログ盤(前述の、当時は未発表に終わっていたオリジナルのライヴ盤も含む)、4枚組のアナログ盤ボックス・セット、そしてコレクター向きのスーパー・デラックス・エディションまで、フォーマットは多岐におよぶ。包括的で魅力的なスーパー・デラックス・エディションには、2枚のCD、DVDおよびブルーレイ、数々の珍しい写真を掲載した60ページの上製本、そしてチケット、コンサートのプログラム、ポスターの複製などの各種メモラビリアに加え、バンド・メンバーの個人的なアーカイブから提供された素材も収められている(各パッケージに関する詳細は、このプレス・リリースの末尾に記載)。アナログ盤とスーパー・デラックス・エディションは、いずれも限定版としてリリースされる予定だ。
これらのレコーディングには、当時のクイーンが放っていた光輝があますところなく捕らえられている――ステージ上のドラマティックな存在感、なんとも独創的な自作曲のレパートリー、すばらしいメロディとハーモニーを伴ったハイエナジーのパフォーマンス、そして現在まで引き継がれている、パフォーマンスの全側面を対象とした、妥協のない完全主義者的なアプローチが。
クイーンはとてもあの若さとは思えない技量と自信とともにくり出された忘れがたいステージで、1974年の観客を圧倒した。テープレコーダーが回され、その大いに電撃的なパフォーマンスをレコーディングしていた。そして今、こうした伝説的なライヴの40周年を記念して、ついに《クイーン:ライヴ・アット・ザ・レインボー '74》が登場する――愛情をこめてレストアされ、編集され、ミックスされ、デジタル・リマスターされ、これまで一度も公開されたことがない映像も、数多く含めたかたちで。これはクイーンのファンなら誰でも、所有せずにはいられないコレクションなのだ。
《クイーン:ライヴ・アット・ザ・レインボー '74》にまつわるいくつかの興味深い(そして価値ある)事実
〈フェアリー・フェラーの神技〉(《クイーンII》に収録)は、リチャード・ダッド(1817~1886)の絵画から着想を得た曲で、その画は現在、戦争詩人のジークフリート・サスーンから寄贈を受けたテイト・ギャラリーに飾られている。レア度という点にかけては、これが《レインボー》プロジェクトの中で、もっとも重要な曲だろう。3月31日のコンサートを最後にクイーンはこの曲を演奏しなくなり、存在の知られているライヴ・レコーディングは、これが唯一のものだからだ。もしかするとこの曲の登場が、この全セット中で最大のサプライズかもしれない。
〈グレイト・キング・ラット〉と〈モダン・タイムス・ロックン・ロール〉、〈シー・ホワット・ア・フール・アイヴ・ビーン〉(シングル〈輝ける7つの海〉のB面曲でアルバムには未収録)と〈フリック・オブ・ザ・リスト〉(《シアー・ハート・アタック》に収録)も、公式なクイーンのライヴ作品に収録されるのは今回が初となる。
11月のライヴは、その一部(全体ではない)があまり知られていない《ボックス・オブ・トリックス》というパッケージの一環として1992年にVHSでリリースされているが、3月のライヴはこれまで一度も公式にリリースされたことがない。
1992年のVHSには、〈ライアー〉と〈炎のロックン・ロール〉(いずれも《戦慄の王女》に収録)、〈父より子へ〉(《クイーンII》に収録)、そして〈監獄ロック〉が一部しかフィーチャーされていなかったが、今回の《クイーン:ライヴ・アット・ザ・レインボー '74》にははじめてフル・ヴァージョンを収録。〈モダン・タイムス・ロックン・ロール〉〈フリック・オブ・ザ・リスト〉〈輝ける7つの海〉、そして〈ビッグ・スペンダー〉(いずれも11月のライヴより)はVHSに未収録だったため、今回が完全な初お披露目だ。
1974年の3月と11月にレインボーで演奏された曲のうち、以下の15曲はこれまで一度もクイーンの公式なライヴ・アルバム(ヴィデオはのぞく)に収録されたことがなかった――〈プロセション〉〈父より子へ〉〈オウガ・バトル〉〈サン・アンド・ドーター〉〈ホワイト・クイーン〉〈グレイト・キング・ラット〉〈フェアリー・フェラーの神技〉〈モダン・タイムス・ロックン・ロール〉〈ライアー〉〈シー・ホワット・ア・フール・アイヴ・ビーン〉〈フリック・オブ・ザ・リスト〉〈神々の業〉(〈神々の業〔リヴィジテッド〕〉と混同なきよう)〈マーチ・オブ・ブラック・クイーン〉〈リロイ・ブラウン〉、そして〈ストーン・コールド・クレイジー〉の15曲である。
前半の2枚に3月のライヴ、後半の2枚に11月のライヴを収録。輸入限定盤。
QUEEN II TOUR
LIVE AT THE RAINBOW, MARCH '74
SHEER HEART ATTACK TOUR
LIVE AT THE RAINBOW, NOVEMBER '74
TRACKLISTING:
LP 1 + 2
LIVE AT THE RAINBOW, MARCH ’74
1. PROCESSION
2. FATHER TO SON
3. OGRE BATTLE
4. SON AND DAUGHTER
5. GUITAR SOLO
6. SON AND DAUGHTER (REPRISE)
7. WHITE QUEEN (AS IT BEGAN)
8. GREAT KING RAT
9. THE FAIRY FELLER’S MASTER-STROKE
10. KEEP YOURSELF ALIVE
11. DRUM SOLO
12. KEEP YOURSELF ALIVE (REPRISE)
13. SEVEN SEAS OF RHYE
14. MODERN TIMES ROCK ’N’ ROLL
15. JAILHOUSE ROCK / STUPID CUPID / BE BOP A LULA (MEDLEY)
16. LIAR
17. SEE WHAT A FOOL I’VE BEEN
LP 3 + 4
LIVE AT THE RAINBOW, NOVEMBER ’74
1. PROCESSION
2. NOW I’M HERE
3. OGRE BATTLE
4. FATHER TO SON
5. WHITE QUEEN (AS IT BEGAN)
6. FLICK OF THE WRIST
7. IN THE LAP OF THE GODS
8. KILLER QUEEN
9. THE MARCH OF THE BLACK QUEEN
10. BRING BACK THAT LEROY BROWN
11. SON AND DAUGHTER
12. GUITAR SOLO
13. SON AND DAUGHTER (REPRISE)
14. KEEP YOURSELF ALIVE
15. DRUM SOLO
16. KEEP YOURSELF ALIVE (REPRISE)
17. SEVEN SEAS OF RHYE
18. STONE COLD CRAZY
19. LIAR
20. IN THE LAP OF THE GODS... REVISITED
21. BIG SPENDER
22. MODERN TIMES ROCK ’N’ ROLL
23. JAILHOUSE ROCK
24. GOD SAVE THE QUEEN
これまで未発表だった初のライヴ・アルバムが、40年の時を経て登場。
<海外プレスリリース訳>
1974年3月31日は、ロック史に残る記念碑的な日付だ。それが今、ロンドンの伝説的な会場、レインボーでクイーンという当時の新進バンドが敢行したコンサートのレア音源を、複数のフォーマットでリリースするというかたちで祝福されようとしている。その象徴的なコンサートに足を運んだ観客の中で、彼らが世界一の成功を収める最高のロック・バンドとなることを予見できた者は、ほとんどいなかったに違いない。だがこの驚異的なショウを見終えたときには、もしかしたら、と思った人も少なからずいたのではないだろうか。
この作品に収録される音源には、これまでクイーンの公式なライヴ・アルバムでは一度もリリースされたことのない楽曲が1ダース以上含まれている。本作はCD、アナログ盤、そして限定版のスペシャル・セットに加え、デジタルのフォーマットでも発売される。
もうじきリリースされる《クイーン:ライヴ・アット・ザ・レインボー '74》で、はじめて世界中のリスナーの耳に届くコンサートは、バンドが初のヘッドライナーを務めた全英ツアーの集大成だった。その直前の1973年末、彼らはモット・ザ・フープルのツアーで前座を務め、大方の見るところでは、このヒット・バンドをステージから吹き飛ばしていた。クイーンは前座としてはほとんど類がない絶賛を浴び、彼らが将来的にトリを取るバンドになることは、だれの目にも明らかだった。1973年7月にデビュー・アルバム《戦慄の王女》をリリースして以来、バンドは着実に勢いを増しつづけ、1974年のはじめには、モットとのツアーの成功を受けて、イギリスの音楽紙「ディスク&ミュージック・エコー」から年間最優秀バンドに選出された。
3月のレインボー公演の直前、クイーンはイギリスの音楽番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」で、ニュー・シングルの〈輝ける7つの海〉を披露した。この高視聴率番組に出演できたのは、もっぱら幸運のたまものだったが――彼らは急遽出演できなくなったデイヴィッド・ボウイの穴埋め役を務めた――バンドはここぞとばかりにスリリングなパフォーマンスをくり広げ、シングルをみごとトップ10に送りこんだ。
グループは今や初のヒット・シングルをものにし、リリースされたばかりのセカンド・アルバム《クイーンII》も評論家筋に好評を博していたが、それでもレインボーでプレイするのは、高望みのしすぎという声は高かった。それは当時のロンドンを代表する会場で、LAのパレイディアムや、ニューヨークのフィルモア・イーストに並ぶ存在だった。だがクラブや大学のホールで4年間闘いぬき、一度として自分たちの実力に疑いを抱かなかったバンドには、十分に勝算があった。バンドの自信は、3000席以上の会場があっという間にソールドアウトとなったことで裏書きされた――中にはチケットを入手するために、1.20ポンドもの大金を支払ったファンもいた!
クイーンのパフォーマンスは、フレディがじきに彼のトレードマークとなる「イーグル・スーツ」――トップ・ファッション・デザイナーのザンドラ・ローズが彼のためにつくった、翼のように垂れた袖が特徴の、身体にぴったりフィットした衣裳に身を包んでさっそうとステージに登場した瞬間から、ずっと見せ場のオンパレードだった。跳ねまわったり、ポーズを取ったりしながら、彼はその非凡な声とステージ上の存在感とで観客を瞬時に虜にし、ブライアン・メイはその卓越した革新的なギター・プレイで、もうひとつの要となった。そしてドラマーのロジャー・テイラーとジョン・ディーコンのパワフルな「機関室」(と彼らは好んで自称した)が、イギリスの聴衆にとってはまったくの初体験となるサウンドを完成させた。陶酔したファンは拍手喝采し、バンドにスタンディング・オベーションを送った。
その電撃的なライヴの模様は、クイーンの最初のスタジオ・アルバム4作を共同でプロデュースしたロイ・トーマス・ベイカーがレコーディングし、バンドのサード・アルバム(および初のライヴ・アルバム)としてリリースされる予定だった――ジェイムズ・ブラウンの《ライヴ・アット・ジ・アポロ》やザ・フーの《ライヴ・アット・リーズ》のような、キャリアを決定づけるライヴ・アルバムとなるはずだったのだ。エンジンを全開にしたライヴ・バンドのマジックを捕らえることに主眼を置いた《クイーン:ライヴ・アット・ザ・レインボー '74》がリリースされていれば、ほぼ間違いなく大ヒットとなっていただろう。だがクイーンの創造力は止まるところを知らず、いつでもレコーディングできる状態の新曲が、早くも山積みになっていた。そこでバンドはライヴ・アルバムをリリースする代わりにスタジオ入りし、最終的は1974年のブレイクスルー作、《シアー・ハート・アタック》となるアルバムのレコーディングを開始する。おかげですでに完成していた《レインボー》のライヴ・アルバムは、お蔵入りの憂き目にあった。
1974年の終わりにクイーンは、彼ら流のドライヴするロックと気の効いた歌詞を精製したようなシングル〈キラー・クイーン〉で初のナンバー1を獲得。この曲は秋にリリースされて大ヒットを記録し、現在もなお多くのファンがいちばんのお気に入りに上げるアルバム《シアー・ハート・アタック》に収録されていた。その成功を祝し、大きな飛躍となった1年の有終の美を飾るために、クイーンは1974年11月、ふたたびレインボーのステージに立ち、超満員の観衆を前に、3月のコンサート以上に目を見張る内容のライヴを2度にわたってくり広げた。ちなみにこの時のコンサートでは、スポットライトを浴びたフレディがほぼ間を置かずにステージの両側に登場する、ツアーでも観客を沸かせた〈ナウ・アイム・ヒア〉のあでやかなパフォーマンスが披露されている。コンサートはファンからも評論家からも圧倒的な絶賛を浴び、それまでバンドの実力に疑念を抱いていた人々も、多くが彼らの軍門に降った。この年のクイーンはほかに、オーストラリア、アメリカ、スウェーデン、フィンランド、オランダ、ベルギー、そしてスペインでも初のステージを経験した。
そして今、40年もの歳月をへて、《クイーン:ライヴ・アット・ザ・レインボー '74》がついにアーカイブ(記録保管庫)から浮上し、みずからの才能を見せつける将来のスーパースターたちの貴重きわまりない記録を、提供してくれる運びとなったのである。
この《クイーン:ライヴ・アット・ザ・レインボー '74》は、)現代のもっとも高い基準に沿って新たにミックスされ、マスタリングされた各種のフォーマットで、日本では2014年9月10日(英国9月8日、アメリカ9日リリース)リリースされる。通常の2枚組CDから、DVD、見開きジャケットの2枚組アナログ盤(前述の、当時は未発表に終わっていたオリジナルのライヴ盤も含む)、4枚組のアナログ盤ボックス・セット、そしてコレクター向きのスーパー・デラックス・エディションまで、フォーマットは多岐におよぶ。包括的で魅力的なスーパー・デラックス・エディションには、2枚のCD、DVDおよびブルーレイ、数々の珍しい写真を掲載した60ページの上製本、そしてチケット、コンサートのプログラム、ポスターの複製などの各種メモラビリアに加え、バンド・メンバーの個人的なアーカイブから提供された素材も収められている(各パッケージに関する詳細は、このプレス・リリースの末尾に記載)。アナログ盤とスーパー・デラックス・エディションは、いずれも限定版としてリリースされる予定だ。
これらのレコーディングには、当時のクイーンが放っていた光輝があますところなく捕らえられている――ステージ上のドラマティックな存在感、なんとも独創的な自作曲のレパートリー、すばらしいメロディとハーモニーを伴ったハイエナジーのパフォーマンス、そして現在まで引き継がれている、パフォーマンスの全側面を対象とした、妥協のない完全主義者的なアプローチが。
クイーンはとてもあの若さとは思えない技量と自信とともにくり出された忘れがたいステージで、1974年の観客を圧倒した。テープレコーダーが回され、その大いに電撃的なパフォーマンスをレコーディングしていた。そして今、こうした伝説的なライヴの40周年を記念して、ついに《クイーン:ライヴ・アット・ザ・レインボー '74》が登場する――愛情をこめてレストアされ、編集され、ミックスされ、デジタル・リマスターされ、これまで一度も公開されたことがない映像も、数多く含めたかたちで。これはクイーンのファンなら誰でも、所有せずにはいられないコレクションなのだ。
《クイーン:ライヴ・アット・ザ・レインボー '74》にまつわるいくつかの興味深い(そして価値ある)事実
〈フェアリー・フェラーの神技〉(《クイーンII》に収録)は、リチャード・ダッド(1817~1886)の絵画から着想を得た曲で、その画は現在、戦争詩人のジークフリート・サスーンから寄贈を受けたテイト・ギャラリーに飾られている。レア度という点にかけては、これが《レインボー》プロジェクトの中で、もっとも重要な曲だろう。3月31日のコンサートを最後にクイーンはこの曲を演奏しなくなり、存在の知られているライヴ・レコーディングは、これが唯一のものだからだ。もしかするとこの曲の登場が、この全セット中で最大のサプライズかもしれない。
〈グレイト・キング・ラット〉と〈モダン・タイムス・ロックン・ロール〉、〈シー・ホワット・ア・フール・アイヴ・ビーン〉(シングル〈輝ける7つの海〉のB面曲でアルバムには未収録)と〈フリック・オブ・ザ・リスト〉(《シアー・ハート・アタック》に収録)も、公式なクイーンのライヴ作品に収録されるのは今回が初となる。
11月のライヴは、その一部(全体ではない)があまり知られていない《ボックス・オブ・トリックス》というパッケージの一環として1992年にVHSでリリースされているが、3月のライヴはこれまで一度も公式にリリースされたことがない。
1992年のVHSには、〈ライアー〉と〈炎のロックン・ロール〉(いずれも《戦慄の王女》に収録)、〈父より子へ〉(《クイーンII》に収録)、そして〈監獄ロック〉が一部しかフィーチャーされていなかったが、今回の《クイーン:ライヴ・アット・ザ・レインボー '74》にははじめてフル・ヴァージョンを収録。〈モダン・タイムス・ロックン・ロール〉〈フリック・オブ・ザ・リスト〉〈輝ける7つの海〉、そして〈ビッグ・スペンダー〉(いずれも11月のライヴより)はVHSに未収録だったため、今回が完全な初お披露目だ。
1974年の3月と11月にレインボーで演奏された曲のうち、以下の15曲はこれまで一度もクイーンの公式なライヴ・アルバム(ヴィデオはのぞく)に収録されたことがなかった――〈プロセション〉〈父より子へ〉〈オウガ・バトル〉〈サン・アンド・ドーター〉〈ホワイト・クイーン〉〈グレイト・キング・ラット〉〈フェアリー・フェラーの神技〉〈モダン・タイムス・ロックン・ロール〉〈ライアー〉〈シー・ホワット・ア・フール・アイヴ・ビーン〉〈フリック・オブ・ザ・リスト〉〈神々の業〉(〈神々の業〔リヴィジテッド〕〉と混同なきよう)〈マーチ・オブ・ブラック・クイーン〉〈リロイ・ブラウン〉、そして〈ストーン・コールド・クレイジー〉の15曲である。
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LIVE AT THE RAINBOW '74 <4LP / LIMITED>
QUEEN / クイーン
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