Open Green Door / オープン・ザ・グリーン・ドア

HAKUEI KIM ハクエイ・キム

  • CD
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2,750円(税込)

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レーベル
DIW
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
DIW631
通販番号
050502-02
発売日
2005年05月19日
EAN
4988044006317
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商品詳細情報

ボクが、彼のCDをDIWから出したいと積極的に思ったのは昨年の暮れ。寺島靖国JAZZ BAR 2004が一段落して「やれやれ」と思っていた頃だ。少しDIWの制作にも慣れてきた。ま余裕が出てきたというか。でHAKUEIのCDをトレイに差し込んだ。これは一曲目の「OFFER REFUSED」というのがインパクトあって、なんとかしたいと考えていた。「やはりいける、これ」と思う。荒削りな部分もあるが、日本的な繊細な部分も併せ持つ。また何よりも気に入ったのは彼の顔つき。
ニヤついたところがないし、しかもとても礼儀正しい。なんかウブというか擦れていない。どこにも染まっていない。今時珍しいナイスガイなのだ。オーストラリアで揉まれてきた実力は確か。マイク・ノック、ジュディー・ベイリー両巨頭の厚い世話になってきたのだから。そんな彼を日本のジャズ界にお知らせすることができたら、こんな嬉しいことはない。

収録曲解説
1.「OFFER REFUSED」
まずはこの曲でノックアウトされてください。HAKUEIらしいオリジナル。
2.「BEATRICE」
知られざるサム・リバースの名曲を、しっとりと3拍子で。
3.「DRY DANCE」
シドニー滞在中に目撃したデモからインスパイヤーされた曲。デモはある意味でダンス?
4.「OPEN THE GREEN DOOR」
グリーンはHAKUEIにとってはオーストラリアを表す色で、ドアを開ける(オーストラリアを去る)という意味のタイトル。
未来への期待と不安感が入り混じる名曲。
5.「TEMPUS FUGIT」
パウエルの曲をロックの要素が見え隠れするアレンジとなっている。
6.「DEAR SHISHO」
HAKUEIの師匠であるマイク・ノックに捧げた曲。
7.「ALONE TOGETHER」
有名なスタンダード。こんなアレンジ今まで聴いたことない、新鮮。
8.「SUB ZERO DESTINATION」
SUB ZEROとは零度以下を意味する。少年時代を過ごした札幌の冬をイメージした曲。しっとりと味わい深い曲になっている。
(山本隆)

新宿三丁目にある某ライブハウスにて行われたキム・ハクエイのライブに、このデビューアルバム販売のために出かけた。ハクエイさんは背の高い好青年で、その長い指から時に鋭く、時に優しく紡ぎだされる調べに、会場の女性ファンの皆様はすっかり魅了されているようだった。合間のMCでは、彼の優しい人柄と音楽にかける真摯な思いが伝わってきた。それを特に感じたのは本作品にも収められている4曲目「オープン・ザ・グリーンドア」。扉を開くことを新しい経験や出会いに重ね合わせ、自分の力で新しい人生を切り開いていきたい。そうした思いが込められた、遥か彼方を望むようなすがすがしく美しい曲だ。スタンダード曲のアグレッシブな解釈も聴き逃せない。是非一度その類まれなる才能を味わっていただきたい。(新宿ジャズ館 中森)

HAKUEI KIM(p),BEN DONNY WAPLES(b),DAVE GOODMAN(ds,perc)

山本隆、中森禎道

トラックリスト

  • 1. OFFER REFUSED
  • 2. BEATRICE
  • 3. DRY DANCE
  • 4. OPEN THE GREEN DOOR
  • 5. TEMPUS FUGIT
  • 6. DEAR SHISHO
  • 7. ALONE TOGETHER
  • 8. SUB ZERO DESTINATION