2,200円(本体価格/税別)
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スクリーンに映し出された、心が痛くなる瞬間、
小さな物や、恋人たちの視線。
・「サンデー毎日」(2020年6月7日号) にて、『映画の感傷』の書評が掲載されました!評者は川本三郎さんです。
・madameFIGARO.jp(フィガロジャポン)「週末に読みたい、女性の視点で綴るエッセイ5選。」 にて、『映画の感傷 山崎まどか映画エッセイ集』が紹介されました!
・「クロワッサン」(No.1015)にて書評が掲載されました!評者は瀧井朝世さんです。
・「産經新聞」(2020.1.12)に書評が掲載されました!評者は月永絵里さんです。
・「アンドガール」(2020年2月号)の「カルチャーアンドガール」にて紹介されました!
・三宅香帆さん〈私が思う「ださい大人」にならないために、「10年後の自分に持っていてほしい本」〉にて紹介されました!
・「フィガロジャポン」(2020年2月号)にて書評が掲載されました!評者は瀧晴巳さんです。
・「ダ・ヴィンチ」(2020年1月号)にて紹介されました!
・J-WAVEの人気番組「GOOD NEIGHBORS」(12/2~12/5)に著者、山崎まどかさんご出演!
・TBSラジオ「アフター6ジャンクション」11/27(水)18:30~「秋の推薦図書」特集に、『優雅な読書が最高の復讐である』『映画の感傷』の著者、山崎まどかさんが出演!
・『映画の感傷』刊行記念トークイベント@TSUTAYA TOKYO ROPPONGIの模様が映画.comさんにて記事になりました!「山崎まどか&降矢聡が誘う映画パンフレットの世界! 感傷を呼び起こす魅力とは?」
・「映画ナタリー」にて紹介されました!
・「CINRA」にて紹介されました!
まどかさんの灯す道標のもと、幾人もの女の子が、輝かしい躓きを知ります。
傷つく未来を予感しながら、文化と恋に落ちるのです。――山戸結希(映画監督)
待望の映画エッセイ集。
2011年からの女子映画大賞もコンプリート!
<おもな内容>
はじめに 鑑賞のスーベニール
1 映画の彼女とわたしたちの傷あと
はじめてのルノワール―『ピクニック』
どうしようもない私たちの物語―『タイニー・ファニチャー』
不器用な女子を祝福する「ハ」―『フランシス・ハ』
レディ・バードのきらめく傷あと―『レディ・バード』
アメリカのコメディエンヌたちの最前線―『ブライズメイズ 史上最悪のウエディングプラン』
勝ち組女子のその後―『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』
コメディのロマンティック・ヒーロー、エイミー・シューマー―『アイ・フィール・プリティ 人生最高のハプニング』
ガールズ・ワールドの共通言語―『ビューティフル・デイズ』
17歳をめぐる名作たち―『17歳』
愛らしいアマチュアリズムが胸を締めつける―『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』
少女たちが貪る甘美な悪夢―『ネオン・デーモン』
今を生きる私たちに贈る彼女のストーリー―『コレット』
ラス・フォン・トリアーが大嫌い―『メランコリア』
少女の普遍を描いたダークなおとぎ話―『イノセント・ガーデン』
いつか、その夢から覚めたとき―『ガール・オン・ザ・トレイン』
20世紀の女たちへ―『20センチュリー・ウーマン』
男のいない女たちの世界―『The Beguiled /ビガイルド 欲望のめざめ』
まるっきり山岸凉子のマンガみたい―『ブラック・スワン』
光が差す方向に、少女たちは走る―『裸足の季節』
彼女と、彼女に見捨てられた町の物語―『さよなら、退屈なレオニー』
2 映画はファッションと街で見る
タータン・チェックのプリーツ・スカートよ永遠に―『クルーレス』
アメリカ女子大生ファッション・クロニクル
いま、最もオシャレな映画監督は誰?
「コッポラ二世」、実はロマン派―『チャールズ・スワン三世の頭ン中』
映画人からファッションを学ぶ
純白であるほど罪が深い、ホワイト・スーツの美学
ファッションから浮かび上がる
60年代南部の女性たち―『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』
アルモドバル監督が描く憧れの女優たち―『抱擁のかけら』
オスカー・アイザックが着ていたコート―『アメリカン・ドリーマー』
ファッション・ショーのために見る映画
ブログによって広がる「ささやかだけど豊かな小宇宙」―『ジュリー&ジュリア』
イースト・ヴィレッジでエリナ・リグビーを探す―『ラブストーリーズ コナーの涙』『ラブストーリーズ エリナーの愛情』
映画愛に溢れたニューヨークのファンタジー―『マイ・ファニー・レディ』
映画の中に残されたブルックリンの奇跡―『スモーク』
ニューヨークと自然史博物館とデヴィッド・ボウイ―『ワンダーストラック』
丸の内と若尾文子が輝いていた時代のコメディ―『最高殊勲夫人』
東京女子が素敵な映画
3 思春期というアメリカ映画の神話
ジョン・ヒューズならどうする?―『すてきな片想い』
思春期前夜のスランバー・パーティ―『アメリカン・スリープオーバー』
今をときめくコメディアンたちがみんなで過ごした、あの夏―『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』
永遠の少女と大人になってしまう少年の悲しみ―『モールス』
新たな青春映画のスタンダード―『きっと、星のせいじゃない。』
ねえ、暗闇の中にいる君
映画の中のティーンエイジャーのお部屋
正統派ビーチ映画としての『スプリング・ブレイカーズ』―『スプリング・ブレイカーズ』
ジョン・ヒューズの「1958年の夏休み」
奇妙な救世主、カットニス・エバンディーン―『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』
スモールタウンのアメリカ的なイノセンス―『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
フィクションとノンフィクションの境目―『アメリカン・アニマルズ』
ループする思春期―『ヤングアダルト』
大人になれない世代のための、新しい青春映画―『ヤング・アダルト・ニューヨーク』
4 未熟なロマンス、大人のロマンス
ハッピー・エンドのために~ロマンティック・コメディ映画における12のルール
恋のゲーム、神様のゲーム―『夏の夜は三たび微笑む』
拝啓 ティモシー・シャラメ様
まなざしだけがふたりをつなぎとめる―『ポルト』
メイク・ミー・ブルー―『ムーンライト』
バリー・ジェンキンスの恋人たち―『ビール・ストリートの恋人たち』
ウィーン・パリ・東京 九年間のディスタンス―『ビフォア・サンセット』
まだそこから先がある―『ビフォア・ミッドナイト』
ルカ・グァダニーノの「ゴダールならどうする?」―『胸騒ぎのシチリア』
大人になりきれない、今時の大人の恋愛―『おとなの恋は、まわり道』
名画座日記
my favorites
私のニューヨーク映画ベストテン
私の好きな2010年代ロマンティック・コメディ
The Women
私たちのための、新しいマリリン・モンロー
永遠の反逆少女、ウィノナ・ライダー
キルスティン・ダンストだけが起こせる奇跡
ジェシカ・チャステインの体現するアンチ・ヒーローな女性像
アニエス・ヴァルダを愛さずにはいられない
女子映画大賞
装画:リアン・シャプトン
ブックデザイン:川畑あずさ
*本書は電子書籍でも配信しております。
山崎まどか
コラムニスト。女子文化全般、海外カルチャーから、映画、文学までをテーマに執筆。 著書に『オリーブ少女ライフ』(河出書房新社)『女子とニューヨーク』(メディア総合研究所)『イノセント・ガールズ』(アスペクト)『優雅な読書が最高の復讐である』(DU BOOKS)、共著に『ヤング・アダルトU.S.A.』(DU BOOKS)、翻訳書にレナ・ダナム『ありがちな女じゃない』(河出書房新社)など。