映画の感傷

山崎まどか

山崎まどか映画エッセイ集

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ISBN
9784866470962
発売年月
2019年10月
版型
四六判
ページ数
304
製本
上製
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商品詳細情報

スクリーンに映し出された、心が痛くなる瞬間、
小さな物や、恋人たちの視線。





まどかさんの灯す道標のもと、幾人もの女の子が、輝かしい躓きを知ります。

傷つく未来を予感しながら、文化と恋に落ちるのです。――山戸結希(映画監督)

 

待望の映画エッセイ集。

 2011年からの女子映画大賞もコンプリート!

 

<おもな内容>

はじめに 鑑賞のスーベニール

 

1 映画の彼女とわたしたちの傷あと
 

はじめてのルノワール―『ピクニック』

どうしようもない私たちの物語―『タイニー・ファニチャー』

不器用な女子を祝福する「ハ」―『フランシス・ハ』

レディ・バードのきらめく傷あと―『レディ・バード』

アメリカのコメディエンヌたちの最前線―『ブライズメイズ 史上最悪のウエディングプラン』

勝ち組女子のその後―『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』

コメディのロマンティック・ヒーロー、エイミー・シューマー―『アイ・フィール・プリティ 人生最高のハプニング』

ガールズ・ワールドの共通言語―『ビューティフル・デイズ』

17歳をめぐる名作たち―『17歳』

愛らしいアマチュアリズムが胸を締めつける―『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』

少女たちが貪る甘美な悪夢―『ネオン・デーモン』

今を生きる私たちに贈る彼女のストーリー―『コレット』

ラス・フォン・トリアーが大嫌い―『メランコリア』

少女の普遍を描いたダークなおとぎ話―『イノセント・ガーデン』

いつか、その夢から覚めたとき―『ガール・オン・ザ・トレイン』

20世紀の女たちへ―『20センチュリー・ウーマン』

男のいない女たちの世界―『The Beguiled /ビガイルド 欲望のめざめ』

まるっきり山岸凉子のマンガみたい―『ブラック・スワン』

光が差す方向に、少女たちは走る―『裸足の季節』

彼女と、彼女に見捨てられた町の物語―『さよなら、退屈なレオニー』

 

2 映画はファッションと街で見る

 

タータン・チェックのプリーツ・スカートよ永遠に―『クルーレス』

アメリカ女子大生ファッション・クロニクル

いま、最もオシャレな映画監督は誰?

「コッポラ二世」、実はロマン派―『チャールズ・スワン三世の頭ン中』

映画人からファッションを学ぶ

純白であるほど罪が深い、ホワイト・スーツの美学

ファッションから浮かび上がる

60年代南部の女性たち―『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』

アルモドバル監督が描く憧れの女優たち―『抱擁のかけら』
オスカー・アイザックが着ていたコート―『アメリカン・ドリーマー』

ファッション・ショーのために見る映画

ブログによって広がる「ささやかだけど豊かな小宇宙」―『ジュリー&ジュリア』

イースト・ヴィレッジでエリナ・リグビーを探す―『ラブストーリーズ コナーの涙』『ラブストーリーズ エリナーの愛情』

映画愛に溢れたニューヨークのファンタジー―『マイ・ファニー・レディ』

映画の中に残されたブルックリンの奇跡―『スモーク』

ニューヨークと自然史博物館とデヴィッド・ボウイ―『ワンダーストラック』

丸の内と若尾文子が輝いていた時代のコメディ―『最高殊勲夫人』

東京女子が素敵な映画

 

3 思春期というアメリカ映画の神話

 

ジョン・ヒューズならどうする?―『すてきな片想い』

思春期前夜のスランバー・パーティ―『アメリカン・スリープオーバー』

今をときめくコメディアンたちがみんなで過ごした、あの夏―『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』

永遠の少女と大人になってしまう少年の悲しみ―『モールス』

新たな青春映画のスタンダード―『きっと、星のせいじゃない。』

ねえ、暗闇の中にいる君

映画の中のティーンエイジャーのお部屋

正統派ビーチ映画としての『スプリング・ブレイカーズ』―『スプリング・ブレイカーズ』

ジョン・ヒューズの「1958年の夏休み」

奇妙な救世主、カットニス・エバンディーン―『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』

スモールタウンのアメリカ的なイノセンス―『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

フィクションとノンフィクションの境目―『アメリカン・アニマルズ』

ループする思春期―『ヤングアダルト』

大人になれない世代のための、新しい青春映画―『ヤング・アダルト・ニューヨーク』

 

4 未熟なロマンス、大人のロマンス

 

ハッピー・エンドのために~ロマンティック・コメディ映画における12のルール

恋のゲーム、神様のゲーム―『夏の夜は三たび微笑む』

拝啓 ティモシー・シャラメ様

まなざしだけがふたりをつなぎとめる―『ポルト』

メイク・ミー・ブルー―『ムーンライト』

バリー・ジェンキンスの恋人たち―『ビール・ストリートの恋人たち』

ウィーン・パリ・東京 九年間のディスタンス―『ビフォア・サンセット』

まだそこから先がある―『ビフォア・ミッドナイト』

ルカ・グァダニーノの「ゴダールならどうする?」―『胸騒ぎのシチリア』

大人になりきれない、今時の大人の恋愛―『おとなの恋は、まわり道』

 

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装画:リアン・シャプトン

ブックデザイン:川畑あずさ