わたしはラップをやることに決めた

つやちゃん

フィメールラッパー批評原論

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ISBN
9784866471624
発売年月
2022年1月
版型
四六
ページ数
280
製本
並製
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商品詳細情報

マッチョなヒップホップをアップデートする革新的評論集!




・本書より、「日本語ラップ史に埋もれた韻の紡ぎ手たちを蘇らせるためのマニフェスト」全文をためし読み公開中!
・著者のキュレーションによるSpotify公式プレイリスト「Female Rap (Curated by Tsuya-chan)」が公開中!
・「音楽本大賞」の最終候補作品に選ばれました!
・「ele-king」にて書評が掲載されました! 評者は小林宅音さんです。
・「ふぇみん」(2022.5.25)にて紹介されました!
・「リアルサウンド ブック」にて、著者・つやちゃんのインタビューが公開! 文・取材は二木信さんです。
・「TALK LIKE BEATS」に著者・つやちゃんが出演!
・「OTOTOY」にて書評が掲載されました! 評者はyukinoiseさんです。
・「ダ・ヴィンチ」(2022年5月号)にて書評が掲載されました! 評者はヒラギノ遊ゴさんです。
・「ミュージック・マガジン」(2022年4月号)にて書評が掲載されました! 評者は矢野利裕さんです。
・「MdN」〈DESIGN DIGEST〉にて紹介されました!
・「PRKS9」にて遼 the CPさんとの対談が公開!
・「TV Bros. WEB」にて著者インタビューが公開!
・「日刊サイゾー」の著者新連載〈クリティカル・クリティーク〉にて、渡辺志保さんとの対談が公開!
・「KAI-YOU」にて、著者によるAwichインタビューが公開!
・「POPEYE」〈2月はこんな本を読もうかな。〉にて紹介されました!
・「リアルサウンド ブック」にて紹介されました!
・「AVYSS
にて紹介されました!
・「PRKS9」にて紹介されました!
・「Qetic」にて紹介されました!
・「TOKION」にて紹介されました!
・「
CINRA」にて紹介されました!
・「
Spincoaster」にて紹介されました!
・「
音楽ナタリー」にて紹介されました!
・「
FNMNL」にて紹介されました!
・「
KAI-YOU」にて紹介されました!

著者のつぶさな考察は、日本のラップ史に存在してきた彼女たちに贈られる大きな花束となる
――渡辺志保(音楽ライター)

彼女たちの戦いの軌跡とリアルな言葉があったから、今日も私は、私でいられる
――三原勇希(タレント)

日本のラップミュージック・シーンにおいて、これまで顧みられる機会が少なかった女性ラッパーの功績を明らかにするとともに、ヒップホップ界のジェンダーバランスおよび「フィメールラッパー」という呼称の是非についても問いかける。

■RUMI、MARIA(SIMI LAB)、Awich、ちゃんみな、NENE(ゆるふわギャング)、Zoomgalsなど、パイオニアから現在シーンの第一線で活躍するラッパーまでを取り上げた論考に加え、〈“空気”としてのフィメールラッパー〉ほかコラムも収録。
■COMA-CHI/valkneeにロングインタビューを敢行。当事者たちの証言から、ヒップホップの男性中心主義的な価値観について考える。
■2021年リリースの最新作品まで含むディスクガイド(約200タイトル)を併録。安室奈美恵、宇多田ヒカル、加藤ミリヤ等々の狭義の“ラッパー”に限らない幅広いセレクションを通してフィメールラップの歴史がみえてくる。

〈目次〉
日本語ラップ史に埋もれた韻の紡ぎ手たちを蘇らせるためのマニフェスト――まえがきに代えて

第1章 RUMIはあえて声をあげる
第2章 路上から轟くCOMA-CHIのエール
第3章 「赤リップ」としてのMARIA考
第4章 ことばづかいに宿る体温
第5章 日本語ラップはDAOKOに恋をした

Column “空気”としてのフィメールラッパー

第6章 「まさか女が来るとは」――Awich降臨
第7章 モードを体現する“名編集者”NENE
第8章 真正“エモ”ラッパー、ちゃんみな
第9章 ラグジュアリー、アニメ、Elle Teresa
第10章 AYA a.k.a. PANDAの言語遊戯

Column ラップコミュニティ外からの実験史――女性アーティストによる大胆かつ繊細な日本語の取り扱いについて

第11章 人が集まると、何かが起こる――フィメールラップ・グループ年代記
第12章 ヒップホップとギャル文化の結晶=Zoomgalsがアップデートする「病み」
終章 さよなら「フィメールラッパー」

Interviews
valknee ヒップホップは進歩していくもの。
COMA-CHI 「B-GIRLイズム」の“美学”はすべての女性のために

Column 新世代ラップミュージックから香る死の気配――地雷系・病み系、そしてエーテルへ

DISC REVIEWS Female Rhymers Work Exhibition 1978-2021

あとがき――わたしはフィメールラッパーについて書くことに決めた
解題 もっと自由でいい  文・新見直(「KAI-YOU Premium」編集長)


本書は、KAI-YOU Premiumの連載〈「フィメールラッパー」という現象〉を加筆・修正し、書きおろしを新たに加え書籍化したものです。

デザイン:沼本明希子(direction Q)