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ブラジリアン・ギタリスト&シンガー、ポリーニョ・ガルシアのクワイエットなソロ・プロジェクト第2弾。
そのジェントルなギーター・プレイとメロウな歌声でリスナーを魅了するポリーニョ・ガルシアの静かなるマスターピース。ルグラン作のアルバム・タイトル曲をはじめブラジルが生んだ名コンポーザー、ノエル・ホーザやカルトーラ、バーデン・パウエルなどのボサノヴァ、そしてデイヴ・ブルーベック、ガーシュウィンのジャズ・スタンダードまで多彩なカヴァー・センスも嬉しいクールでまろやかな初夏の宵に相応しい一枚。
メンバー
ポリーニョ・ガルシア:ギター、ヴォーカル
録音:2017年1月/カルフォルニア
ポリーニョ・ガルシア:
1948年8月16日、ブラジル・べロ・ホリゾンテ生まれ。9歳の頃から地元のラジオで歌う。10代の頃は、ドラムを叩き、後にベースに転向、ベース奏者、アレンジャー、TVコマーシャルの作曲家としてブラジルのTVで活躍。アメリカのシカゴで活躍していたブラジル出身のドラマーのDede Sampiaoの招きで1979年に渡米、彼のバンド「Made In Brazil」でベース奏者として1991年までプレイする。1991年からギターを主楽器として自己のバンド「Jazzmineiro」を結成、1996年に発表したCDは、アメリカの新聞や音楽誌で高い評価を得る。2008年7月にシカゴ・ミレニアム・パークで行われた彼とジョアン・ドナートのボサ・ノヴァ50周年記念のコンサートには、12,000人もの聴衆が押し寄せた。近年はポーランドのシンガー、グラジーナ・アウグスチクと世界中をツアーしている。日本へもスリー・フォー・ブラジルとして2002年の富士通コンコード・ジャズ・フェステイバル、2004年の富士通ジャズ・エリート・コンサートで来日している。2014年にはグラジーナと共に丸の内コットンクラブに出演し好評を博した。グラジーナとの共演アルバム「ふたりのボサノヴァ~ビートルズ・ノヴァ」、ソロアルバム「ひとり~プレイズ・スタンダード」(共にMUZAK)がある。今年2月に丸の内コットンクラブで行われた単独公演では彼の声とギターのみで聴衆を魅了した。
その声とギターはまろやかな余韻をたたえ、静かに波の音と潮の香りを運んでくる。
目を閉じて耳をすませば、沈みゆく夕陽の光景が浮かんでくるようにどこか懐かしさが寄り添い、やさしいサウダージにそっと包まれる。これはブラジルのギタリスト、パウリーニョ・ガルシアがひとりで紡いだおだやかな小品集。まさに夕闇が迫る時間にふさわしい作品である。例えばカエターノ・ヴェローゾが1986年にノンサッチに弾き語りで吹き込んだ『Caetano Veloso』を思い起こすように、パウリーニョが奏でるサンバとボサノヴァからは、ジェントルな佇まいと、優美な振る舞いが伝わってくる。
・・・山本勇樹『ひとり』ライナーより
(新譜案内より)
PAULINHO GARCIA / ポリーニョ・ガルシア