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Kenny Logginsの息子が2009年ソロ・デビュー!
“Crosby Loggins and the Light”という自身のバンド活動を経て、クロスビー・ロギンスソロ名義としては初めてとなるアルバム。収録されている全10曲は70年代中頃のシンガー・ソングライターのような暖かさをにじませつつも、決してレトロになることなく、快適な心地よさを味わうことが出来る楽曲揃い。
ケニー・ロギンスの息子であるクロスビーは幼少のころから地元カリフォルニアのサンタ・バーバラでジャクソン・ブラウンやマイケル・マクドナルドなどの父の仲間と触れ合い、自分の音楽テイストを作り上げると共に独自の視点を持つに至った。
そして28才となったロギンスは古き良きロック・サウンドやグランジ・ロック~現代のインディー・ロック(RATATATとWILCOをフェイバリットに挙げる)に影響を受け、今作『TIME TO MOVE』を制作。
「僕は古いレコードに興味があって、それにオーガニック・サウンドにも惹きつけられていたんだ。」そのために、ロギンスは流行している音楽は避け、より手作りのサウンドを求める為にプロデューサーにJohn Alagia (Dave Matthews Band, John Mayer)を選んだ。
本作のタイトル・トラック”TIME TO MOVE”にはジョン・メイヤーが参加。華やかなギター・ソロが聴ける。「楽曲を作っていたら、彼が隣のスタジオからいきなり姿を現したんだ。それで『この曲に参加してみたら』って言ったんだ。」
それ以外ではロギンスの長年のバンドメンバー、Dennis Hammが“You Want To Be With Me”でピアノを加えたり、“Radio Heart”ではNick Loweの“(What’s So Funny ‘Bout) Peace, Love & Understanding?”を髣髴とさせるオルガンのパートがあったりする。
1st.sg〝Seriously“は初期Coldplayを想わせるピアノの音色と、James Taylor (ジェームス・テイラー)を髣髴とさせるロギンスの歌声が心地よく、Gavin DeGraw等のSSWが好きな方にはぜひ聴いてもらいたい、良質な1枚。
CROSBY LOGGINS