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ティエリー・ラングだけじゃなかった!!スイスの逸材、満を持して登場だ!!
スイスのピアニスト、クリストフ・スティーフェルの新作ピアノトリオ。クリストフといえば、未だに忘れられないのが1997年に発売された『Sweet Paradox』(Jazzline)で、当時スウィングジャーナル誌の輸入盤ワールドのコーナーで「これはいいよ」と紹介したのだが、その後の再入荷がまったくなくて、入手を希望されたピアノトリオファンの方々を失望させてしまった。これはいまだに再プレス他の見込みが立っていない。その替りと言ってはアレだけど、これを聴いて欲しい。先日もMusicBirdの番組「jazz in the world again」でかけてきた。担当ディレクター氏に「今日一番の内容ですね」と言わしめギャフンと言わせてきた。痛快。例えば(5)の「New May」、なんの変哲もない曲ではあるものの、彼の時間の遊び方というか鍵盤とのお付き合いの仕方がボクにとっては、とても心地よくって、「いい時間を過ごさせてもらったな」と思うのだ。(山本隆氏)
■Christoph Stiefel (p)
Arne Huber(b)
Kevin Chesham (ds)
CHRISTOPH STIEFEL / クリストフ・スティーフェル