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ロシアの若手弦楽器奏者の実力を見せつける恐るべき集中力とテクニック
★2012年にエリザベート王妃国際コンクール、ヴァイオリン部門で優勝したアンドレイ・バラーノフ率いるオイストラフ四重奏団。彼らが二人のロシアの名手をゲストに六重奏に拡大、チャイコフスキーとシェーンベルクの名作に挑戦しました。
★何より驚かされるのはチャイコフスキー作品でのテンションの高さ。バラーノフのメロディの表情豊かな歌い回しはロシア人ならではですが、一糸乱れぬアンサンブルが恐ろしいほど。
★チェロのゲスト奏者アレクサンドル・ブズロフはナタリヤ・グートマンの愛弟子でソリストとして注目されていましたが、2020年11月8日に脳梗塞のため38歳で急逝、ロシア楽壇に大きな衝撃を与えました。そのおよそ1年前、彼最後の録音でもありますが、鬼気迫るものを感じさせます。
★シェーンベルクの「浄夜」は室内楽版。濃厚かつ意味深長な表現で、近年禁欲的で柔らかな解釈が多いなか、独特な存在感を示します。六重奏ながら弦楽合奏のような豊かな音量に驚かされます。
(キングインターナショナル)
【収録内容】
1. チャイコフスキー:弦楽六重奏曲ニ短調Op.70「フィレンツェの思い出」
2. シェーンベルク:浄夜Op.4(弦楽六重奏版)
【演奏者】
オイストラフ四重奏団
〔アンドレイ・バラーノフ、ロディオン・ペトロフ(ヴァイオリン)、フョードル・ベルギン(ヴィオラ)、アレクセイ・ジーリン(チェロ)〕、
ダニール・アヴストリフ(ヴィオラ)、アレクサンドル・ブズロフ(チェロ)
録音: 2019年8月4-7日/フラジェ・スタジオ(ブリュッセ
DAVID OISTRAKH STRING QUARTET / ダヴィド・オイストラフ弦楽四重奏団
ロシアの弦楽四重奏団 【メンバー】 アンドレイ・バラーノフ(ヴァイオリン) ロディオン・ペトロフ(ヴァイオリン) フョードル・ベルギン(ヴィオラ) アレクセイ・ジーリン(チェロ)