ブルックナー: 交響曲第8番

MARKUS POSCHNER マルクス・ポシュナー

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2,970円(税込)

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レーベル
CAPRICCIO
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
NYCX10373
通販番号
1008601605
発売日
2023年02月10日
EAN
4589538787745
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商品詳細情報

アントン・ブルックナー(1824-1896): 交響曲第8番 ハ短調 WAB108(第1稿/ホークショー版)
マルクス・ポシュナー(指揮)

CAPRICCIOレーベルと国際ブルックナー協会の主導で、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年までにブルックナーの全交響曲のすべての稿(バージョン)を録音しようという企画、 「#bruckner2024」の第7弾。今回は第8番の第1稿で、2022年に出版されたばかりのポール・ホークショー校訂版にもとづく録音となります。

ブルックナーが交響曲第8番の作曲に着手したのは1884年夏。同年12月に第7番の初演が大成功を収め、自信を深めた彼は1887年8月に第8番(第1稿)を完成。第7番のミュンヘン初演を成功させたヘルマン・レヴィに初演を託しますが、レヴィはスコアを吟味した結果これを辞退。ショックを受けたブルックナーは全面的な改訂に取り掛かり、1890年に第2稿を完成させます。これは1892年に初演されて好評を得ましたが、その陰で第1稿は埋もれてしまいました。ブルックナー生誕130年の1954年5月2日にはオイゲン・ヨッフムの指揮で第1稿の第1楽章が初演されましたが、全曲初演は1973年9月2日(ハンス・フーベルト・シェーンツェラー指揮)を待たねばならず、その後も第1稿が「市民権を得た」と言える状況にはなりませんでした。
第1稿と第2稿の違いは大きく、第1楽章の最後を第1稿はフォルテ3つのコーダで力強く締めくくりますが、第2稿はが息絶えるようにして終わります。スケルツォのトリオは同じモチーフによるものの音楽は全面改訂され、第2稿のアダージョとフィナーレでは第1稿にあったいくつものパッセージが削除されています。ポシュナー指揮による演奏時間は第1稿が82:06、第2稿が76:12となっています。
多くの人が「まとまりが良いと感じる」のは第2稿でしょうけれども、第1稿はブルックナーが最初に出した結論で、彼が描こうとしたヴィジョンが豊富に盛り込まれています。第1稿が国際的に注目されたのはインバル指揮フランクフルト放送響の初録音(1982年)で、その後いくつかの録音が発表されてきましたが、それらは1972年に出版されたノーヴァク版によるものでした。ホークショーによれば、当録音に使われた彼の校訂版は、テキストの細部やアーティキュレーションにおいてノーヴァク版との間に少なからぬ相違があるとのことです。

※国内仕様盤には石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語の解説が付属します。
(ナクソス・ジャパン)

【収録内容】
アントン・ブルックナー(1824-1896): 交響曲第8番 ハ短調 WAB108(第1稿/ホークショー版)

1. I. Allegro moderato
2. II. Scherzo. Allegro moderato
3. III. Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend
4. IV. Finale. Feierlich, nicht schnell

【演奏者】
リンツ・ブルックナー管弦楽団
マルクス・ポシュナー(指揮)

録音:2022年7月4-6日
リンツ・ミュージックシアター、リハーサル・ホール(オーストリア)