MOZART, FRANCK & BRAHMS: VIOLIN SONATAS (SACD) / モーツァルト、フランク&ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集(SACD)

AUGUSTIN DUMAY オーギュスタン・デュメイ

限定生産 / SACDハイブリッド盤

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3,972円(税込)

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レーベル
エソテリック (ESOTERIC)
国(Country)
JPN
フォーマット
SACD
規格番号
ESSG90219
通販番号
CL-1008083401
発売日
2020年03月14日
EAN
4907034222926
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商品詳細情報

ESOTERIC特約店のみの限定販売
限定生産・SACDハイブリッド盤

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デュメイとピリス…'90年代、世界を席巻した空前のデュオのエッセンスを封じ込めた 1 枚。 初の DSD マスタリング。 
 
■ESOTERIC ならではのこだわりの Super Audio CD ハイブリッド・ソフト
オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CD ハイブリッド化による圧倒 的な音質向上で継続して高い評価をいただいているエソテリックによる名盤復刻シリーズ。発売以来 LP 時代を通じて決定的名盤と評価され、CD 時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたこと のない名盤をオリジナル・マスターからDSDマスタリングし、世界初のSuper Audio CDハイブリッド化を 実現してきました。最近ではデジタル時代の名盤を続々と Super Audio CD ハイブリッド化しており、16 ビット/44.1kHz 音源でもリマスターの効果が十分に出ることを実証してきました。このデュメイとピリスに よるヴァイオリン・ソナタ集は、1990 年代に世界を席巻した空前のデュオの最上の姿をとどめた演奏を 今回特別に1枚にコンパイルしたもので、世界で初めてSuper Audio CDハイブリッドとして発売いたし ます。 
 
■希代のモーツァルティアン、ピリス
ポルトガル出身の女流ピアニスト、マリオ・ジョアン・ピリス(1944 年リスボン生まれ)が世界的な注目を 浴びたのは 1970 年のベートーヴェン国際コンクール優勝がきっかけでした。そしてレコーディング・ アーティストとしてのピリスの名を大きくアピールしたのは 1974 年初頭に約 1 か月半をかけて東京イイ ノ・ホールで録音されたモーツァルトのピアノ・ソナタ全集という大作。日本コロムビアから発売されたこ の8枚組の全集はPCMデジタル録音による世界初のモーツァルト・ピアノ・ソナタ全集であったのみな らず、ヨーロッパではフランスのエラート・レーベルで発売され ADF ディスク大賞、エディソン賞など重 要なレコード賞を受賞し、同時期にエラートに録音した LP4 枚分のピアノ協奏曲集とともに、まだ 30 歳 になったばかりの「新しい世代のモーツァルト弾き」としてのピリスの姿を鮮烈に印象付けたのでした。 その後 LP 時代はエラートに古典派からロマン派のレパートリーを録音し、1989 年にエラートからドイ ツ・グラモフォンに移籍したピリスは、モーツァルトのピアノ・ソナタ全集の再録音を皮切りに、ソロ、コン チェルト、そして室内楽のレパートリーに積極的に取り組むことになります。 
 
■2 度目のモーツァルト全集からのベスト選曲
そのパートナーとなったのが、フランコ・ベルギー派のヴァイオリニスト、オーギュスタン・デュメイ(1949 年パリ生まれ)でした。彼は、両親に連れられて聴きにいったナタン・ミルシテインの演奏会がきっかけ で3歳でヴァイオリンを始め、10歳でパリ音楽院に入学、13歳で卒業するという神童でした。14歳の時 モントルー音楽祭で開いたリサイタルをシェリングとシゲティによって高く評価され、シェリングの推薦で 南米ツアーに赴いた。帰国後、デュメイはミルシテインに師事し、さらにアルテュール・グリュミオーのも とで4年間研鑽を積みました。それ以後は、コンクールを経ずに評価を高めていきました。デュメイがレ コーディング面で注目されるのは 1970 年代後半に EMI によって制作された「フォーレ:室内楽全集」 でヴァイオリン・パートを担ったことで、その艶のある音色や巨体から繰り出される自由自在で大きなボ ウイングによって、日本でも大きな人気を博したのでした。以後1980年代前半まではフランスEMIに協 奏曲、名手ジャン=フィリップ・コラールとのデュオ(フランク、マニャール、ブラームス)、シューベルトのピアノ三重奏曲なども録音しています。
 
デュメイとピリスは 1990 年代初頭に出会い、試奏したベートーヴェンのヴァイ オリン・ソナタで、音楽に対する方向性が全く同じであることに感激し、共演を重ねるようになりました。それに合わせてピ リスが専属契約を結んでいたドイツ・グラ モフォンからデュオ・アルバムを発表し、 モーツァルトのソナタ集を皮切りに、ブ ラームス、グリーク、フランスもの、そして 2002 年のベートーヴェン全集まで、デュ オ・レパートリーの一部を立て続けに録音したのでした。豊麗でエレガントなデュ メイのヴァイオリンとシャープで知的なピ リスのピアノとによるデュオの評価は大き く高まりました。私生活面でもパートナーとなった二人の音楽的な個性は異なるものの、その異質なも のの重なりが触発しあって新たな方向性を生み出し、理想のデュオ・パートナーとして絶賛されるに 至ったのです。二人がドイツ・グラモフォンに録音したデュオ・アルバムから、最も充実した出来と評価 されている 3 曲をエソテリック独自にカップリングしたのが当アルバムで、古典派のモーツァルト、フラン コ・ベルギー楽派の代表人フランク、そしてドイツ・ロマン派のブラームスというレパートリーが選ばれています 。
 
■最高の状態での Super Audio CD ハイブリッド化が実現
録音はリスボンのグルベンキアン財団とミュンヘンの音楽学校のホールという 2 カ所で行われていますが、録音会場による差異は、前者の方が響気が若干少なく、音像がややインティメートに作られてい るという点くらいでしょう。左右のスピーカーいっぱいに広がるピアノの前に艶っぽいヴァイオリンが浮 かび上がります。オリジナルがデジタル録音であるため、本格的なリマスタリングが行われるのは、今 回が初めてとなります。今回の Super Audio CD ハイブリッド化に 当たっては、これまで同様、使用 するマスターテープの選定から、 最終的な DSD マスタリングの行 程に至るまで、妥協を排した作業 が行われています。特に DSD マ スタリングにあたっては、DA コン バーターとルビジウムクロックジェ ネレーターに、入念に調整された ESOTERIC の最高級機材を投入、 また MEXCEL ケーブルを惜しげ もなく使用することで、オリジナル・ マスターの持つ情報を余すところ なくディスク化することができました。 (エソテリック株式会社)

【収録内容】
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第 28 番 ホ短調 K. 304(300c)
1. 第 1 楽章 アレグロ
2. 第 2 楽章 テンポ・ディ・メヌエット

フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
3. 第 1 楽章 アレグロ・モデラート
4. 第 2 楽章 アレグロ
5. 第 3 楽章 レチタティーヴォ~ファンタジア:モデラート ―― モルト・レント
6. 第 4 楽章 フィナーレ トレ・ザニメ

ブラ-ムス:ヴァイオリン・ソナタ 第 1 番 ト長調 作品 78 《雨の歌》
7. 第 1 楽章 ヴィヴァーチェ・ノン・トロッポ
8. 第 2 楽章 アダージョ
9. 第 3 楽章 アレグロ・モルト・モデラート

【演奏者】
オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)
マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)

[録音]1990 年 7 月&8 月、リスボン、カステル・グルベンキアン財団(モーツァルト)、1993 年 9 月&10 月(フランク)、 1991 年 8 月(ブラームス)、ミュンヘン、音楽大学、グロッサー・ザール
[初出]431 771-2(モーツァルト/1991 年)、445 880-2(フランク/1995 年)、435 880-2(ブラームス/1992 年) [日本盤初出]POCG1489 (モーツァルト/1992年1月25日)、POCG1896(フランク/1995年7月26日)、POCG1618 (ブラームス/1992 年 10 月 25 日)

[オリジナル・レコーディング]
[エグゼクティヴ・プロデューサー]クリストファー・オールダー(フランク)
[プロデューサー]クリストファー・オールダー(モーツァルト、ブラームス)、アーレント・プローマン(フランク)
[バランス・エンジニア]ヘルムート・バーク(モーツァルト、フランク)、グレゴール・ツィーリンスキー(ブラームス)
[レコーディング・エンジニア]ヴォルフ=ディーター・カルヴァトキー(フランク)
[エディティング]ヴォルフ=ディーター・カルヴァトキー(モーツァルト)、ナルク・ベッカー(フランク) 

[Super Audio CD プロデューサー]大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア] 杉本一家(JVC マスタリングセンター(代官山スタジオ))
[Super Audio CD オーサリング] 藤田厚夫(有限会社エフ)
[解説] 諸石幸生 柴田龍一
[企画・販売]エソテリック株式会社
[企画・協力]東京電化株式会社