3,300円(税込)
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専門誌等で評価され多くの優秀作品を輩出してきた東京サウンドシティ企画からBlu-spec CDでリリース!!
ジャズサックスの第一人者・森 守が新たな発想でお届けするムード・テナーの現代バージョン。「森守のムード・テナー傑作集。これぞスムース・ジャズの決定版!! 瀬川 昌久 (ジャズ評論家)」
サックスの名手としてジャズ界に名を馳せてきた森守が、実力一流のジャズピアノ・トリオをバックに、スタンダードなジャズの中でも最も親しまれている14曲を選んで、テナー・サックスとフルートで歌い上げた。
彼は1970年代、宮間利之とニューハードに参加して、ニューハード・モダンジャズの多くのレパートリーの重要ソリストとして、海外各地のフェスティバルに出演し活躍した。その後はフリーで活動しているが、今回のアルバムは原曲の美しいメロディを充分に表現し、ジャズファンだけでなく一般大衆にも曲の良さを楽しんでもらうことを主眼にして14曲を選んだ。従って、1曲を何コーラスもアドリブすることは避け、大体1コーラスか2コーラスまでとし、原メロディを大きく変えず、しかもポップスでなくジャズらしさを感じさせるように吹いている。
伴奏もピアノの青木弘武始め一流のジャズメンで、森のプレイを引き立てている。
今回のアルバムに収録した14曲は、ジャズファン向きから大衆向きまで幅広く選曲されているが、いずれもメロディが美しく、親しみやすい曲が揃っている。
オープニングのデューク・エリントンのバラード 1.「In A Sentimental Mood」を、これ程美しく吹ける人は滅多にいない。ムード・テナーの新しいスタイルの誕生である。3.「AsTimes Goes By」は映画『カサブランカ』の中で、ハンフリー・ボガードとイングリッド・バーグマンが落ち合うクラブで、黒人ピアニストが弾き語りする歌曲。映画によって大流行し、特に日本ではリクエストの多い人気曲になっている。森守は青木弘武の軽快なピアノをバックに、豊かでリッチな音色でしっとりと心にしみ入るように訴えかけ、聴く者のノスタルジックな思い出を駆り立てる。7.「Love Is A Many-Splendored Thing」と12.「Loss Of Love」は、これも映画の主題歌としてヒットしたおなじみのメロディである。フランスの有名な作曲家ミシェル・ルグランの作品も 6.「The Summer Knows」と 14.「What Are You Doing The Rest Of Your Life?」があって楽しく聴ける。このラストの曲は、森守の音楽人生にぴったり符号しており、特に説得力のある見事な演奏となっている。
■ミュージシャン■
森 守 (Sax)
青木 弘武 (Pf)
山口 彰 (B)
山下 暢彦 (Ds)
録音:2009年5月11日 ランドマーク・スタジオにて
MORI MAMORU / 森 守