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韓国で活躍中の本格派実力歌手、キム・ヒェヨンの日本デビュー・アルバム。
韓国に歌唱力の優れた歌手が多いということは定評になっており、既にオペラ界やミュージカル界では、沢山の歌手が日本の大きな舞台に出演しているが、ジャズ・ボーカル界では非常に少ない。トップクラスのケイコ・リーは名古屋生まれの日本育ち。キム・ヨンジャは歌謡POPS系でジャズは殆ど歌っていない。その他には、時折韓国から来日してレコーディングしたり、短期間ライブ活動したりする程度だ。ここに紹介する女性歌手キム・ヒェヨン(Kim Hae Yeon/金恵淵)も、日本での活動歴は少ないが、ジャズ歌唱については、長く後藤芳子に師事し乍ら、熱心な研鑽を重ねている本格派である。現に驪州大学(Yeo Ju University)の実用音学科(Contemporary Music)の兼任教授(Sub-professor)と、Prais Gospel Theology Schoolのボーカル主任教授を務め乍ら、イイダ・ジャズ・スクールでジャズ・ピアノの勉強を続けている。ライブではピアノの弾き語りも行っている。
後藤芳子の招きで日本にも度々来訪し、東京の「ボディ&ソウル」で佐藤充彦のピアノで歌い、「Bフラット」で、寺下誠(ピアノ)や大山秀男(アルトサックス)と共演して好評を博し、浅草ジャズ・コンテスト2003年に応募して金賞を獲得し、注目を集めた。後藤芳子とマーサ三宅が主催する「じゃずろう会」(The Japan Jazz Vocal Jambory)には、2008年と2009年に来日参加している。
キムのジャズボーカルは、持ち前のスーパー・ヴォイスを多様に駆使して、ソフトな優しさからパワフルな力強さまで、曲趣に応じ、多彩な変化ある唱法をとる。リズム感も良く、スウィンギーに声を高揚させる効果は抜群である。英語による歌詞の解釈力にも優れ、歌詞の持つ哀調やコミカルな味を巧みに表現して、聴く者を感動させる。瀬川昌久(ジャズ評論家)
●演奏者
青木弘武 ( Piano)
ジャンボ小野 ( Bass)
ジーン重村 ( Drums)
伊勢秀一郎 ( Trumpet)
●レコーディング:2009年9月4・5日、アバコ・クリエイテブ・スタジオ
KIM HAE YEON / 金 恵淵