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現代の柳派の祖ともいえる初代談洲楼燕枝による『西海屋騒動』、 三代目春風亭柳枝『唐土模様倭粋子』を元にした小説。任侠をテーマにした作品。
「人生そのものが博打なんだよ」―軽井沢の有名旅籠の次男として育った理吉。恵まれた生活を送っていたものの、家族との距離を感じ、心はいつも満たされないままに、兄の新吉のものをくすねては、新吉と喧嘩になる毎日。
やがて博打を覚えた理吉は、西海屋に流れ、そこで頭角をあらわしていくが……業と欲に呑まれ、因縁に絡み取られていく――
古典落語の小説化シリーズ、『小説 真景累ヶ淵』『小説 牡丹灯籠』『小説 らくだ』に続く第4作。
谷津矢車