90年代にDavid Del Fabio(key)を中心として結成されたイタリア産プログレッシブ・ロックバンド/プロジェクト、'21年デビュー作がデジスリーブ仕様にて登場! 録音にはイタリアのメロディック・メタルバンド:OVERTURESのMichele Guaitoli(vo)、Marco Falanga(g)、Luca Zanon(key/fl)が参加。全体としては70年代のブリティッシュ・ロックからの影響が伺えつつモダンなネオ・プログレとも若干の共鳴もしている、アコースティック・ピアノ、ハモンド・オルガンやモーグを駆使した分厚いキーボード・ワークを基軸としたプログレッシブ/メロディック・ロックを確かな技量で聞かせている。それに加えて参加メンバーの経歴から窺える通りのメタリックなギター・ソロ、一方で静寂なパートではアコギが奏でる旋律がフォークな味わいを醸し出して押し引きの美も忘れていない。 冒頭から10分越えのドラマティックな表題曲に始まり、男声/女声のツイン・ボーカルが映える'Golgotha'、HR/HMにプログレッシブな展開が加味された'Let Me Die'などなど、一曲一曲に個性が与えられ聞く者を飽きさせる事が無い、ハード・シンフォニック・ロックファンは必聴の一作です!
