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リタ・ライスの歌伴や、コンセルトヘボウ・ジャズ・オーケストラのレギュラー・ピアニストもつとめるオランダ・ハーグ生まれの屈指のピアニスト、ピーター・ビーツの最新トリオ作品!98年には、マーシャル・ソラール・ジャズ・コンペティションで入賞。90 年代終わりから一気に頭角を現し、2001 年には、名ジャズ・レーベルCri ss Crossで初の作品をリリース。その常連アーティストともなり、現代のジャズ界において、誰もが認める実力者といえましょう。ジャズの伝統に根ざしたフレージングをベースにしたピアノは、ブルージーであり、かつ、ソフィスティケートされたもので、歌心も満点。抜群のテクニックはもちろんのこと、スウィンギーなリズムに乗せたメロディアスなピアノは、ジャズが本来もった美学を感じさせます。そんなピーター・ビーツは、2010年にショパン生誕200年を記念し、Criss Crossから『Chopin Meets the Blues』をリリースしましたが、本作は編成をトリオにシフト、傑出したライブ・パフォーマンスを集めた作品! 収録された楽曲は、日本で”いわゆる”「ノクターン」とよんで親しまれる名曲(M2) を含め、すべてスタジオ録音で試みられた親しみのある曲。Criss Cross の作品がリリースされた時から、“クラシックとジャズを融合させるという多くの企画盤の中で、極上の1枚に属する”と話題になりましたが、ショパンの詩的な楽曲の美しい旋律を活かしながら、ブルージーなジャズ・フィーリングをミックスして描き上げるアレンジは秀逸そのもの。即興演奏は、正にピーター・ビーツの粋が出たジャズ・ピアノ・トリオ演奏ともいえましょう。そんな中、今回の魅力は、ライブならではの、さらなる即興の冒険!オープニングの流麗なイントロを聴けば、原曲にのっとった雰囲気。しかし、テンションも入れ込んだブロック・コードが鳴って、ソロに突入すれば、ドライブするベースにも引っ張られ、ビ・バップ的な古き良きジャズの熱気がわきあがります。一方、あのノクターンは、まさかの粋なミディアム・スウィング。あのロマンティシズム溢れるショパンの超有名曲がまさかブルースに大変身するとは・・本当に驚きですが、CDからは、その演奏を楽しむ会場の様子も心地よく伝わってきます。速いパッセージも正確に決め、パッションを込めた演奏には、バド・パウエルが見え隠れ。一方、軽やかさも魅力に、可憐に歌う所には、ピーターソンが見え隠れ・・。正にジャズの巨匠の演奏を現代に継承したピーター・ビーツならではの演奏の数々です。特に、名門コンセルトヘボウで演奏された1曲目は、華麗なる演奏に、観客も大いにわき上がり、大歓声で盛り上がっています。(新譜案内より)
■Peter Beets(p), Marius Beets(b), Martijn Vink(ds), Gijs Dijkhuizen(ds)
PETER BEETS / ピーター・ビーツ