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ポール・デスモンドを夢中にさせたギタリスト、エド・ビッカートのスムージーなつま弾きが夜の静寂にとけ込む・・・
カナダが生んだ、いぶし銀ギタリスト、エド・ビッカートの代表作がミッド・プライスで再発!引退状態にあったポール・デスモンドを再び演奏へと掻き立て、ポールに「実際のところ、『ピュア・デスモンド』(ポール晩年の名作。ギターでエドが参加。:CTI)はエドのアルバムだと言える。私はあのアルバムでエドをアメリカのリスナーに紹介したかったんだ。」と言わしめたその魅力をここに凝縮。本作はその『ピュア・デスモンド』と対をなすクワイエットな夜ジャズ名盤。ドン・トンプソンがベーシストとして参加。
「ちょいと見ただけではジャズ・ギタリストに思えないシルエットに、出会いの始めから引っ張られたというファンも少なくない。そんなご諸賢は、アイコニックなプレイとのギャップに嬉し泣きしたとか。なにしろ、ピンでも受けるようになってからの愛器が、フェンダーのテレキャスターだ。――エドはこれ一本に賭けると、深みのある暖色系のサウンドを練り上げ、ジャズ・ギター界のミスター・テリーになった」
・・・成田正
メンバー:
エド・ビッカート (guitar)
ドン・トンプソン (bass)
テリー・クラーク (drums)
1975年6月/トロント
◎解説:成田正
(新譜案内より)
ED BICKERT / エド・ビッカート