カリフォルニアに戻ったクアナは、自分のバンドを結成し、アメリカ国内を広くツアーしました。1945年12月、ファースト・アルバム『ホリデイ・イン・ハワイ』のレコーディングを開始。1948年6月にリリースされたこのアルバムは、スティールにバーニー・カーアイ、ギターにメル・ピーターソンとジョー・ケアロア、ベースにアル・マッキンタイアとアーネスト・タバレスを迎えて制作されました。ダンサーのレイアロハが描かれたジャケットが印象的なこのアルバムは、小売店での売り上げが好調で、収録曲の多くは後にLPとして再発され、1970年代まで印刷され続けました。「Ke Kali Nei Au (Waiting There for Thee)」に聞き覚えがあるとすれば、ソングライターのアル・ホフマンとディック・マニングがこのメロディーを使って「ハワイアン・ウェディング・ソング」を作っていることでしょう。
