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サンパウロのローカル・ショーロ・グループが放つ、好ショーロ新作。レギュラー・メンバーはLula Gama (violao), Ildo Silva (cavaquinho),Alexandre Ribeiro (clarinete), Roberta Valente (pandeiro), の4重奏で、いずれのプレイヤーもBeth Carvalho, Yamandu Costa, Tom Ze,そしてMarcelo D2などと共演歴を持つ多彩な実力者集団。アルバムのテーマは、ショーロ・フルート界の巨人、Altamiro Carrilhoの愛演曲セレクト。ショーロはもとより、サンバ、バイアォン、ヴァルサで登録されている美旋律を、見事なアンサンブルで披露。中でもパンディロの快演が際立つ。サンパウロ・ショーロ・シーンのバンドリン名手、イザイアスのヘジオナルもゲスト参加。これはショーロ・ファン必聴盤。


■ブラジル・インストゥルメンタル・ミュージック・ディスクガイド掲載品■
サンパウロ市内、ライブハウスやレストランが多く集まる Pinheiros 地区にある一軒のバー、Ó do Borogodó。ここで演奏していたミュージシャンたちが店の名をそのままグループ名にして活動を始めました。言葉そのものは「難しい」という意味の俗語。Ó do Borogodó は今やサンパウロの重要なショーログループの一つに数えられています。この初アルバムは Altamiro Carrilhoの作品集で、Altamiro 本人も一部参加しています。クラリネットとリズムのコンビネーションに小粋な遊び感があり、サンパウロ独特の癖のある音色も印象的です。(
(ディスクガイド・レビューより)