2,409円(税込)
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アヴァンギャルドとクラブ・ミュージックを千鳥足でワープするブルックリン・アンダーグラウンドの新たなる刺客パール・ネックレスによるデビュー作品!エクスペリメンタルなダンス・グルーヴと奇妙な捻じれが後を引くマトモスばりのサンプル&コラージュ、シンセ、ノイズ、ドローン、メディテーティヴなインナートリップ・アンビエンス。MGMTのVo.アンドリューも全面参加。飛んで、転んで、踊れそうで踊れない、マックス寸止め、でもトリップ確実な番外地サウンドが満載!
▼ ブルックリン在住のブライス・ハックフォードとフランク・ライアンの二人からなるエレクトロニカ・デュオ、パール・ネックレス。本作はデビュー・アルバムで、MGMTのヴォーカル=アンドリュー・ヴァンウィンガーデン、アレクシス・ジョージオポラス(元タッスル/現ARP)がゲスト参加。
▼ ブライスとフランクの二人は、シンセ、ドラムマシーン、サンプラーやその他のエレクトロニクス機材を操り、「ポスト・コンテンポラリー」なスタイルの即興パフォーマンスをニューヨーク界隈のギャラリーやヴェニューで披露していた。アレクシス(ARP)がたまたま彼らのインプロヴィゼーションのライヴを見たところから本作の発売元レーベルのSMALLTOWN SUPERSOUNDへと話が繋がり、アルバムのレコーディングがスタート。アレクシスがシンセやベースを弾き、MGMTのアンドリューもオルガンで全面参加する。
▼ 二人の愛機は「MPC-1000」とのことで、様々な音の断片をサンプル&コラージュしてスパイス的に散りばめながら、アルバムは彼らが2000年代に吸収してきた様々なスタイルの音楽、ハウス、ヒップホップ、エレクトロニカ、ノイズ、ドローン、フィールド・レコーディングなどなどを、サイケデリック、アンビエント&ミニマルな今様ムードで包み込んで独自の回路からアウトプットしてみせたユニークなサウンドで溢れている。
▼ 米音楽情報サイト「Pitchfork」で先行無料配信されたM3「Did You Feel It?」は、インディ/ダンスの今様スタイルを思わせるハウス・ミュージック・マナーのビートを維持しながらも、ノイジーな音のカケラが淡々と、しかしながら複雑に出入りを繰り返す、突出したディスコ・ノット・ディスコ。抑制をきかせた呪術的なドラムとシンプルなヴォイス・サンプルのリピートで組み立てられたM9「Ah Ah」もまたディスコを偽装した謎のトリップ・サウンドで、好事家爆死。
▼ クラムス・カジノ風の酩酊をほがらかに脱線させたM4「Radio Love」、クラスター・マナーのアンビエンスで内へ内へと引き込むM6「Why Toto?」やM7「Pearlfriend」から、アンドリュー・ヴァンウィンガーデン(MGMT)をフィーチャーした辺境仕様のエレクトロニカM10「Wist」まで、多彩なビートや仕掛けで名もなき音の細道を突き進む。
▼ 初期のアニマル・コレクティヴにも通じるとっ散らかったアウト・ミュージック感覚、壊れかけのネジ式おもちゃのような奇妙なループが生みだす絶妙な酩酊とグルーヴ、70年代SF映画のサウンドトラックみたいなビザールなヴィンテージ・フィーリング、ノイズのスパイスなどなどがツギハギされた、不格好ですが、いかにもブルックリンの地下らしい突出した新しいタレントです!
【パール・ネックレスとは】
ニューヨークはブルックリン在住のDJ/ミュージシャン、ブライス・ハックフォード(Bryce Hackford)とフランク・ライアン(Frank Lyon)によるデュオ・ユニット。ブライスはイアン・キャンベルと共にBehaviorの一員としても活動、ここ数年の新しいブルックリン・シーンの音楽地図上に位置づけられるミュージシャンのひとり。DJとしても活動し、ハイパーダブのローレル・ヘイローとも共演するなど、興味深いパフォーマンス、アクションで注目を集め始めている。MPCやエレクトロニクスを用いたインプロによるパフォーマンスがARPのアレクシスの目にとまり、ARPのリリースを行うノルウェーのSMALLTOWN SUPERSOUNDと契約。アレクシスのバック・アップを受け、約1年をかけアルバムを録音。2013年初頭『ソフト・オープニング』でデビュー。
PEARL NECKLACE / パールネックレス