「INGLATERRA」 「SALSA CON SOUL」と、昨今のクオリティの高いリーダー作で知られるEUのラテン・ジャズ・ピアニスト実力者、アレックス・ウィルソン。こちらは、彼の2005年リーダー作。これより前の作品は日本発売もされており、今とは違う、よりフロア・ライクなグルーヴ・ラテンといった具合。この1枚は、♀vo.メアリー・ピースをフィーチュアしたシンプルな1ホーン・クインテットで、しなやかなサウンドを聞かせるジャズ・テイスト作品。が、リズムの根幹にはしっかりとラテン・ブリーズが息づいている。今のアレックスと昔のアレックスの変遷を繫ぐ上でも重要な1枚