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■アルゼンチン音楽手帖掲載品■
室内楽的な美の洗練とアルゼンチン・フォルクローレの生命力が溶け合う弦楽デュオ、アスカイーノ/メンタ。カルロス・アギーレ、ホルヘ・ファンデルモーレも加わった、渾身の名作が新装版で登場。
EUGENIA MENTA(エウジェニア・メンタ:チェロ)とDANTE ASCAINO(ダンテ・アスカイーノ:ギター/作曲/アレンジ)によるデュオ、ASCAINO-MENTA。フォルクローレに対する深い造詣を持ちながらも、室内楽的なアレンジにて演奏される非常に洗練された音楽性の高さは、2000年代初頭より、既に知る人ぞ知る逸材であったという。2005年には「LILA」というアルバムでデビュー。作品レベルでもその実力を知らしめた。そんな彼らが2008年に更に高い次元で完成させたのが、2NDとなる本作「CON LA GUIA DE LO INVISIBLE」。これが驚くほどに素晴らしい。
まずゲストに注目。CARLOS AGUIRRE、JORGE FANDELMORE、MARIO DIAZ、COQUI ORTIZ、SYLVIA ZABZUKと、いわゆる現在のアルゼンチン・モダン・フォルクローレ・シーンの最重要人物達がこぞって参加。更に驚くべきなのはその内容。CARLOS AGUIRRE作曲のM6,11、どちらもAGUIRRE本人も参加し、とりわけM11のAGUIRREを象徴する名曲再演は白眉。饒舌なギターと荘厳なチェロが描くスケールの大きな世界にAGUIRREのピアノと歌が融合する圧巻の世界観は、原曲に勝るとも劣らないカバーである。そして、類稀な才能を持つSSW,COQUI ORTIZ作ののM3,14、AGUIRREとならび称されるJORGE FANDELMORE参加曲M5,10なども陶酔の聴き応え。この二人とコラボレートするラスト・トラックM15は本作最大のハイライトでありコンテンポラリー・フォルクローレの数ある名演の中でも、特出した美しさが確かに存在する一曲といえる。
ますます注目を集めるアルゼンチン美音への追求を辿る上で、改めて再評価すべき一大絵巻。とりわけ、キーマンと言われるアーティストの中にあって、このデュオが持つ存在感の大きさは計り知れない。
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DUO ASCAINO - MENTA