2,420円(税込)
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優秀録音はあなたのすぐそばに眠っている――
・noteにて「深海の二重奏――ビル・エヴァンス&ジム・ホール『アンダーカレント』の暗流する低音」をためし読み公開中!
・「intoxicate」(2020年2月号)にて書評が掲載されました! 評者は荻原慎介さんです。
・「ぶらあぼ」(2020年3月号)にて紹介されました!
ビル・エヴァンス最期の日々を追いながら、
マスタリングによる音色の差異を喝破する〈絞殺された白鳥の歌〉ほか全16章を収録。
録音作品の「外の世界」への想像力をかきたてる
“耳”からウロコのジャズ/オーディオ・アンソロジー。
故・菅野沖彦氏(オーディオ評論家)への追悼文も収録。
《目次》
絞殺された白鳥の歌――ビル・エヴァンス最期の日々~『コンセクレイション』『ザ・ラスト・ワルツ』
深海の二重奏――ビル・エヴァンス&ジム・ホール『アンダーカレント』の暗流する低音
ルディ・ヴァン=ゲルダーとロイ・デュナンは間接音にいかなる対処を試みたのか――知られざる録音史の探究
一休み、一休み――録音スタジオの最高峰、サーティース・ストリート・スタジオとフレッド・プラウトの名技が生んだ『タイム・アウト』
ストレイト、ノー・チェイサー、バット・リミックス――装置の限界に挑戦。セロニアス・モンクとスタインウェイの鬩ぎ合い
ゼロ年代版『カインド・オブ・ブルー』?――21世紀を代表するSACD
ライジング・スター・フロム・フクイ――あなたはユウコ・マブチを知っているか?
カナダからのオファー――ポール・デスモンド晩年の冒険
ウィー・リメンバー・ボックスマン――レイ・ブライアントの隠れた宝物
ノーマン・グランツをめぐるワン、ツー、スリー――フレッド! エラ!! オスカー!!!
パリの二分法――バルネ・ウィランの優秀録音を見分けるには
ジャズとマフィアと戦闘機――baaaadなテナー・プレイヤー、ボブ・キンドレッドの優秀録音
モーションからエモーションへ――セシル・テイラー・ファン必聴のスーパー・セッション『ネイルド』
ビル・エヴァンス:ファースト・トリオのベストCDを探る
ルディ・ヴァン=ゲルダ―/シグネイチャー・サウンド――ルディ・ヘイツ・ヴァイナル?
「長々と説明をありがとう」~あとがきに代えて
デザイン: 高橋力、木村七海(m.b.ll.c)
嶋護
嶋護(しま・もり)
群馬県出身。音楽全般やオーディオについての執筆と翻訳を手がける。著書に『菅野レコーディングバイブル』『クラシック名録音106 究極ガイド』『嶋護の一枚』、訳書に『JBL 60th Anniversary』(以上ステレオサウンド刊)など。