ニューウェーブ/ポストパンク×ダブ/レゲエ特集|PUNK/NEW WAVE/DUB
パンク、ニューウェーブ、ポストパンクとレゲエ/ダブが交差した1970年代後半から80年代にかけての音楽を中心に、その後のシーンへと受け継がれた作品をセレクト。ジャマイカ音楽のベース、エコー、ディレイといったダブの手法が、イギリスのパンク/ポストパンクの実験精神と結びつくことで生まれた独特のサウンドをたどる。
その象徴的な存在がLEE SCRATCH PERRY(リー・スクラッチ・ペリー)。YOUTH(ユース)との『SPACESHIP TO MARS』をはじめ、PETER HARRIS(ピーター・ハリス)らとの作品、さらにMOUSE ON MARS(マウス・オン・マーズ)との『SPATIAL, NO PROBLEM.』まで、ジャマイカのダブを軸にロック、エレクトロニック・ミュージックへと音響を拡張してきたLEE SCRATCH PERRYの幅広い活動を紹介。LINTON KWESI JOHNSON(リントン・クウェシ・ジョンソン)のダブ・ポエトリーや、X-O-DUS(エックス・オー・ダス)のUKレゲエともあわせ、パンク以降の英国音楽とレゲエの密接な関係を浮かび上がらせる。
一方、THE POP GROUP(ポップ・グループ)の『Y IN DUB』やTHE SLITS(スリッツ)の『CUT』、NEW AGE STEPPERS(ニュー・エイジ・ステッパーズ)といった作品では、ポストパンクの鋭いリズムや実験性にダブの空間処理が融合。パンク/ニューウェーブのアーティストがレゲエやダブを単なる異文化的な要素として取り入れるのではなく、ベース、リズム、エコーを新たな音楽表現として取り込んでいった流れを聴くことができる。
さらに『ARMAGIDEON TIME WHEN PUNK MET DUB (1978-1984)』や『JAPANESE NEW WAVE ON DUB 1980-1985』では、英国を中心に広がったニューウェーブ/ポストパンクとダブの接点を俯瞰。オーストラリアのレゲエ・シーンを追った『BURNING IT UP : AUSTRALIAN REGGAE 1979-1986』から、VIVIEN GOLDMAN(ヴィヴィアン・ゴールドマン)周辺、JAY GLASS DUBS(ジェイ・グラス・ダブス)やDUBXANNE(ダブザンヌ)による現代的なダブ解釈まで、地域や時代を越えて続くニューウェーブ×レゲエ/ダブの交差点を幅広く紹介する。
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