高田みどり、VISIBLE CLOAKSにも通ずる時代を超越した魅力!KJELL SAMKOPFの1982年名盤が待望の初レコード再発!!
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サウンド・アーティスト / パーカッショニスト / コンポーザーKJELL SAMKOPFによる、1982年リリース作が待望の初再発。環境音、ヴィブラフォン、マリンバ、そして幻想的なシンセサイザーを駆使し、自然の音とリズムをディープに探求した傑作。
『MUSIC FOR SOLO PERCUSSION AND ELECTRONICS』は正確に定義するのが難解な作品であり、それが長きにわたり本作を「通好みの」の範疇にとどめてきた理由かもしれない。ジャズ、フリーインプロヴィゼーションの影響を間違いなく受けているものの、厳密にはジャズ・アルバムではなく、アヴァンギャルド、クラシックの範疇にも簡単には収まらない。その多面的な魅力に迫るには、サイドいっぱいにわたる大作"OPPFINNELSE NR 5 - INVENTION NO 5"から、いきなり核心に飛び込むのが最善だろう。
25分近くにわたるこの曲でSAMKOPFの抑制の効いた独特な表現は、その独創性を際立たせている。打楽器に焦点を当てつつも、何よりもミックスにおける微細なディテールへの並外れたこだわりが際立っている。コオロギの鳴き声や遠くの鳥のさえずりが、手触り感のある自然な背景を作り出し、SAMKOPFはその音に導かれるように、環境そのものへの応答としてベルやチャイムを重ねていく。
しかし、私たちを完全に虜にしてしまうのは、まさに最後の展開だ。ここでサムコフは「バイオドーム」を破り、一瞬だけ背景のサウンドスケープを消し去って、シンバルの轟音と共にアナログ・ベースを導き入れる。ベルの音や木質のカチカチという音の間を縫うように、彼はゆっくりと自身の音響生態系を再構築していく。その過程で、規則正しく響く工業的な力強さを持つシンセサイザーに追随する様は、まるでテクノロジーそのものに対する皮肉なコメントを投げかけているかのようだ。
『MUSIC FOR SOLO PERCUSSION AND ELECTRONICS』は、歴史のタイムラインにおいて稀有な位置を占める、聴けば聴くほど新たな発見がある作品の一つだ。世界のはるか彼方でほぼ同時期に登場した高田みどりの伝説的な『THROUGH THE LOOKING GLASS』と、その数十年後に登場しマージナルな打楽器音楽への現代的な熱狂の多くを引き起こしたVISIBLE CLOAKS『FAIRLIGHTS, MALLETS AND BAMBOO』の、まさにその稀有な位置を占めた傑作といえる。現代の実験音楽ファンも間違いなく必聴と言える重要盤が待望のリイシューです!
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