モーツァルト: ピアノ協奏曲全集 (2023年マスタリング)

INGRID HAEBLER イングリット・ヘブラー

タワーレコード企画商品・限定販売

  • CD
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7,543円(税込)

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  • 限定品
レーベル
タワーレコード(CLASSIC)
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
組数
10
規格番号
PROC2383
通販番号
1008763142
発売日
2023年11月24日
EAN
4988031591758
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商品詳細情報

※こちらはタワーレコード様企画の限定販売商品です。タワーレコード様店舗およびWEBでの限定販売が解除されるまでは、弊社にて新品のお取り寄せを承ることは出来ませんので、何卒ご容赦ください。
なお、限定販売が解除されますのは、発売から数ヶ月ないし半年以上経過してからになりますが、生産数に限りがあるセット物などは限定解除前に完売となってしまう場合もございます。あらかじめご承知おきください。

[ヘブラー追悼企画]
偉業のひとつであるPHILIPSレーベルへのモーツァルトのピアノ協奏曲全集を新規で本国アナログ・マスターテープよりマスタリング!
全曲を番号順に各DISCに収録。新規序文解説付。
曲目解説含む解説書合計60ページ。永久保存盤

★2023年5月に93歳で亡くなった20世紀を代表するモーツァルト弾きのひとり、イングリット・ヘブラーの追悼企画としまして、代表的な録音の中から「モーツァルト:ピアノ協奏曲全集」と、同「ピアノ小品集他」(PROC2393)の2タイトルを復刻します。今回の音源以外では、2012年と2016年に当企画内で数タイトルを発売していました。その中でモーツァルトの「ピアノ・ソナタ全集」(PROC1201)とシェリングとの「ヴァイオリン・ソナタ全集」(PROC1994)、前出のピアノ協奏曲全集内に含まれないそれ以前の収録の「ピアノ協奏曲集」(PROC1215)他も合わせ、偉大なピアニストであったヘブラーの軌跡として、ぜひその至芸をこの機会にお聴きください。

1964年9月から1973年10月にかけてPHILIPSレーベルへ収録したこの「ピアノ協奏曲全集」は、それまでも同一ピアニストによる全集があったとは言え、レコード演奏史に残る音源として今後も聴き継がれていく名盤に違いありません。ヘブラーはこれ以前に1959年から1961年にかけて、3つのオーケストラと3人の指揮者でそれぞれ2曲ずつピアノ協奏曲を録音していましたが(第12,18,19,26,27, ロンド イ長調 K.386)、あらためてこれらの曲を含め録音されたのが本作です。今回の復刻では従来の国内盤や輸入盤BOXとは異なり、協奏曲は全て番号順に収録している点も大きなポイントです(従来は第19番が楽章でDISC別れになる等、収録に苦労の跡がありました)。尚、コリン・デイヴィスとは同じくロンドン交響楽団と1961年12月に第19番と第26番を収録していましたが、再録音時にはこれらの2曲はロヴィツキと録音を行っており、年数も5年ほどしか経過していないのは面白い点です。同じロンドン交響楽団との演奏でもあるので、なぜ全集には含めずに再度録音を行ったのかは興味深いとは言え、真相は伝わってきていません(以前の当企画で発売済のため、聴き比べをぜひお勧めします)。

また、当初これらの音源は第5番以降でまとめられ発売され(解説書の表紙に初出時のジャケット・デザインを採用)、1973年に別途第1番から第4番までをメルクス&カペラ・アカデミカ・ウィーンと収録し、全集としてあらためて揃った経緯があります。ヘブラーはモーツァルト作品の録音が多く、デジタル録音でも2度目の「ピアノ・ソナタ全集」を残すほど想い入れも強いと思われますが、なかでもピアノ協奏曲第12番は1954年にザルツブルク音楽祭で正式にデビューを飾った際に演奏した曲であり、これらの演奏を聴くと特別な感情や楽曲に対する真摯な姿勢が伝わってきます。モーツァルト弾きは世の中に多くいるにせよ、ここまで何度も聴きたいと思わせる演奏に出会う機会は稀でしょう。日本でも人気が高かったヘブラーの、まさに全盛期に当たるPHILIPS時代の録音はレーベルや国を超えて人々の記憶に残る演奏であることは疑いのない事実ですので、この機会に暫く国内盤では手に入らなかったこの全集をぜひお聴きください。尚、今回の解説書は曲毎の詳細解説入りの全60ページと、大変力が入った仕様です。

演奏に関しては現在でも第一級の評価を得ていますので、まとまってモーツァルトのピアノ作品を同一の演奏者で聴くことができる本盤の魅力は計り知れないものがあります。同時発売の「ピアノ小品集、変奏曲集、4手のための作品集、他」や既発売の「ピアノ・ソナタ全集」と合わせ永久保存盤にふさわしいセットです。ヘブラーのバイオグラフィと演奏スタイル等に関しては、今回の解説書内にある長井進之介氏の新規序文解説を参照ください。

尚、今回のCD化に関してのプロセスは従来のこのVINTAGE COLLECTION+plusシリーズと同様、あらためて本国のオリジナルのアナログ・マスターテープより本作のために192kHz/24bitでデジタル化を行った後、最小限のマスタリングを行っています。従来盤や輸入盤BOXセットとは異なる、解像度が高くマスターテープに忠実な最新の音質をお楽しみください。今回、既発の各曲解説の再掲に加え、新規で序文にピアニストでもある長井進之介氏による解説を掲載しました。必読の内容です。また、今回のジャケット・デザインはヘブラーの写真がある国内盤CD時のものを採用しています。今回のVINTAGE COLLECTION+plus Vol.34は全2タイトルを発売します。
(タワーレコード)

※アナログ録音。2023年最新マスタリング
※本国オリジナル・アナログ・マスターテープからのハイビット・ハイサンプリング(192kHz、24bit)音源を CDマスターに使用しマスタリング
※クラムシェル・ボックス仕様
※国内盤CDのジャケット・デザイン使用(輸入盤のオリジナルは解説書表紙に掲載。ジャケット面は今回CD国内盤のデザインを使用)
※解説:長井進之介氏(新規序文解説)他、作品解説含む解説書合計60ページ

【収録内容】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト: ピアノ協奏曲全集

[CD1]
1. ピアノ協奏曲 第1番 ヘ長調 K.37
2. ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 K.39
3. ピアノ協奏曲 第3番 ニ長調 K.40
4. ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 K.41
5. ピアノ協奏曲 第5番 ニ長調 K.175

[CD2]
6. ピアノ協奏曲 第6番 変ロ長調 K.238
7. ピアノ協奏曲 第7番 ヘ長調 K.242 《ロドロン》(3台のピアノのための)
8. ピアノ協奏曲 第8番 ハ長調 K.246 《リュッツォウ》
9. コンサート・ロンド ニ長調 K.382

[CD3]
10. ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271 《ジュノム》
11. ピアノ協奏曲 第10番 変ホ長調 K.365(2台のピアノのための)
12. ピアノ協奏曲 第11番 ヘ長調 K.413

[CD4]
13. ピアノ協奏曲 第12番 イ長調 K.414
14. ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 K.415
15. ピアノ協奏曲 第14番 変ホ長調 K.449

[CD5]
16. ピアノ協奏曲 第15番 変ロ長調 K.450
17. ピアノ協奏曲 第16番 ニ長調 K.451
18. ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K.453

[CD6]
19. ピアノ協奏曲 第18番 変ロ長調 K.456
20. ピアノ協奏曲 第19番 ヘ長調 K.459
21. コンサート・ロンド イ長調 K.386(アインシュタイン版)

[CD7]
22. ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
23. ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467

[CD8]
24. ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K.482
25. ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488

[CD9]
26. ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491
27. ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 K.503

[CD10]
28. ピアノ協奏曲 第26番 ニ長調 K.537 《戴冠式》
29. ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595

【演奏者】
イングリット・ヘブラー (ピアノ・フォルテ[第1-第4番]、ピアノ[第5番-第27番、コンサート・ロンドK.382&386])
ルートヴィヒ・ホフマン (ピアノ)(第7番、第10番)
サス・ブンヘ (ピアノ)(第7番)

エドゥアルト・メルクス(指揮)カペラ・アカデミカ・ウィーン (第1-第4番)

ロンドン交響楽団(第5番-第27番、コンサート・ロンドK.382&386)

アルチェオ・ガリエラ(指揮)(第5,7,8,10,20,25,27番、コンサート・ロンドK.382&386)
ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)(第6,9,12,17,19,21,23,26番)
サー・コリン・デイヴィス(指揮)(第11,13-15,16,18,22,24番)

【録音】
1964年9月(第15番・第16番) London, Walthamstow Assembly Hall、1965年1月(第17番・第23番) Location:unknown、
1965年5月(第14番・第24番) London, Walthamstow Assembly Hall、 1965年7月(第5番・第8番) London, Wembley Town Hall
1965年10月(第11番・第13番) London, Walthamstow Assembly Hall
1965年12月(第20番)、1966年1月(第6番・第19番・第27番)、9月(第18番・第22番)、
1967年8月(コンサート・ロンドK.382&K.386・第25番)、 以上、London, Wembley Town Hall
1967年11月(第12番・第26番) Location:unknown、1968年1月(第9番・第10番) Location:unknown、
1968年1月(第21番) London, Wembley Town Hall
1968年7月(第7番) Location:unknown、1973年10月(第1番-第4番) Wien, Konzerthaus, Mozart Saal

【原盤】
Philips

【Original Recordings】
Recording Engineers: Vittorio Negri (Nos.6,8,14,19,20,24,27), Jaap van Ginneken (Nos.18,22)