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フルート一本たずさえ世界を巡るひとり旅
「フルートのこだま 詩の旅人」を出して12年、シリーズコンサート「フルートのたのしみ」「フルートのこかげ」で、毎回取り上げてきた無伴奏曲の中から、好評を得たものをまとめてみました。
フルート1本を携え、世界をめぐる一人旅。イタリアからアルゼンチンを経て日本に帰る長い旅になりました。笛は素朴な楽器だけに各地に根付き、ギリシャ神話では牧神パンが、ネイティブアメリカンでは精霊ココペリが吹く、歴史もある楽器。フルート一本に託された世界は、本当にさまざまでした。
私の心の中に響きあったものが、こだまとして音になり、『それらの音は、それを聴くひとりひとりの心のなかで共鳴し、こだまし合うのだ。フルートの音が、人と人を、人と自然を、年令をこえ、性別をこえ、国をこえて結び合わせてくれる』(故河合隼雄先生に、前回お寄せいただいたお言葉)ことを、願っております。(水越典子)
◆水越典子(フルート)■
京都市立芸術大学音楽学部卒業。川口勝治郎、白石孝子、伊藤公一、植村泰一の各氏に師事する。A.ニコレ、P.マイゼン、H.P.シュミッツ、京都フランス・アカデミー等の講習会を受講し、研鑽を積む。1988年~2016年、室内楽シリーズ「フルートのたのしみ」を主催し、35回を数えた。テレマン室内楽管弦楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団と共演。1997年より、小品シリーズ「フルートのこかげ」も催し、フルート音楽の魅力を探り続けている。2001年、大阪文化祭奨励賞を受賞。2006年、CD「フルートのこだま 詩の旅人」をリリース。フルートアンサンブル リップルM 主宰。2018年現在、滋賀県立石山高等学校音楽科非常勤講師。(社) 日本フルート協会理事。
(資料提供:東武ランドシステム)
【収録内容】
イタリア
(1)E.ケーラー:おどけた女 ニ長調(ロマンティック・エチュードOp.66-3)
(2)(3)L.de.ロレンツォ:「神話の組曲」Op.38より
I.パン/II.マルシュアス
デンマーク
(4)C.ニールセン:子供たちが遊んでいる
(5)J.アンデルセン:アンダンティーノ ロ短調(24のエチュードOp.21-6)
ドイツ
(6)S.カルク=エラート:ソナタ・アパッショナータ嬰ハ短調Op.140
スイス
(7)A.オネゲル:めやぎの踊り
フランス
(8)F.プーランク:廃墟を見守る笛吹きの像
(9)C.ケクラン:生命の誕生(「ネクテールの歌」より)
(10)(11)A.ジョリヴェ:「アッセーズ(苦行)」アルト・フルート・ソロのための より
I.秘密でありつづけるよう、何も語るまい、沈黙にいたるまで
IV.暗闇に目を閉ざされ眠りし者に道を示すため、神は夢を創りたもうた
アメリカ
(12)K.フーヴァー:ココペリ
アルゼンチン
(13)A.ピアソラ:タンゴ・エチュード第3番イ短調
日本
(14)保科 洋:妖精の夢
(15)福島和夫:冥
(16)武満 徹:エア
【演奏者】
水越典子(フルート)
【録音】
2018年8月8-10日ムラマツ・リサイタル・ホール新大阪
NORIKO MIZUKOSHI / 水越典子
日本のフルート奏者