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【国内盤】
【2019年2月27日発売】
ヘヴィメタル界の帝王キング・ダイアモンドが、歴史的名盤『Abigail』完全再現を含むライヴ映像作品をリリース。グラスポップ・メタル・ミーティング(2016年6月17日)と、フィラデルフィアでのクラブ・ショウ(2015年11月25日)の2本を収録。「メリッサ」「カム・トゥ・ザ・サバス」といったマーシフル・フェイト時代の名曲も披露。豪華巨大ステージセットで繰り広げられる過剰なまでに作りこまれたシアトリカルなパフォーマンスを体感せよ!
ヘヴィメタル界でいまだに日本の地を踏んでいない最後の大物と言えば誰だろう。答えは簡単。キング・ダイアモンドだ。(マーシフル・フェイトでも良い。)念のために説明しておくが、マーシフル・フェイトというバンドのヴォーカリストがキング・ダイアモンドで、85年にマーシフル・フェイトが一旦解散した後、そのキング・ダイアモンドが始めたバンドの名前もキング・ダイアモンドだ。マーシフル・フェイト/キング・ダイアモンドがヘヴィメタルの世界に与えた影響は凄まじい。メタリカやメガデスといったバンドの「インテレクチュアル」な部分、つまりテクニカルなリフワークや複雑な曲展開のルーツの1つが、マーシフル・フェイトであることは疑いようがない。メタリカがレコードでもステージでも、マーシフル・フェイトのカバーを披露していることは周知の事実だろう。現在では当たり前となっているブラック・メタル・バンドのコープスペイントの元祖も、やはりキング・ダイアモンドだ。「マーシフル・フェイトこそ真のブラック・メタル・バンドである」と主張するダイハードなブラック・メタル・ファンも少なくないのだ。つまり、その影響力はメタリカ、メガデスのような超スーパースターから、偏屈になりがちなアンダーグラウンドのメタル・マニアに至るまで、言い換えればヘヴィメタルという世界の隅々にまでくまなく及んでいるということ。そしてもちろん、キング・ダイアモンド自身の人気も絶大。現在も、ヨーロッパの巨大フェスティヴァルにはヘッドライナー級で出演を続けている。まさに、大物中の大物。これほどのバンドがいまだに来日していないとは、由々しき事態と言わざるを得ない。
ならば疑似体験をするしかない。ということで、この度リリースされるのが、『ソングス・フォー・ザ・デッド・ライヴ』というライヴ映像作品。これには、ベルギーの巨大フェスティヴァル、グラスポップ・メタル・ミーティング(2016年6月17日)、そしてフィラデルフィアでのクラブショウ(2015年11月25日)という2つのライヴ模様が収録されている。いずれも前半がマーシフル・フェイト/キング・ダイアモンドの名曲の数々、そして後半が87年の歴史的名盤、『Abigail』の完全再現という、贅沢にもほどがありすぎる構成。この選曲に、文句のつけようなどない。さらに、キング・ダイアモンドのライヴと言えば、シアトリカルなパフォーマンス。もともとマーシフル・フェイトの時代から、動物の骨から炎があがるなどのトリックを取り入れていたが、キング・ダイアモンド時代になると、それが際限なくエスカレート。そのときどきのアルバムのコンセプトに合わせ、巨大なセットを組み上げるまでに至った。本作でも、ステージに建物一棟建てたのかと思うような、豪華すぎるセットを見ることができる。その迫力たるや、映像越しにも手にとるようにわかるというもの。「キング・ダイアモンドの歌唱は好き嫌いが分かれる」なんてしたり顔で言うやつがいるが、冗談もほどほどにしてほしい。ヘヴィメタルは悪魔の音楽。そしてキング・ダイアモンドが奏でるのも悪魔の音楽。つまり、キング・ダイアモンドこそがヘヴィメタルの王道なのである!あの恐ろしい声、圧倒的なステージセット、ヘヴィメタル史上に残る名曲の数々。彼のステージを見て、興奮しない人間などいるはずもない。来日公演が叶わぬのなら、せめて『ソングス・フォー・ザ・デッド・ライヴ』を見て気持ちを紛らわそう。しかしこれを見ると、ますます来日を切望したくなってしまうのだが。
[メンバー]
キング・ダイアモンド (ヴォーカル)
アンディ・ラ・ロック (ギター)
マイク・ウィード (ギター)
ポンタス・エグバーグ (ベース)
マット・トンプソン (ドラムス)
KING DIAMOND / キング・ダイアモンド