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北九州を代表する四人の吟遊詩人、Nostalgia Sevenのラストアルバム! メジャーシーンにまで展開された前作『Ratatoskr』から構想2年半、、 グリム童話の裏側やジブリにまつわる都市伝説のようなダークファンタジーと人 間愛を描き続けた 彼らの最高傑作が感涙のフィナーレを迎える! BUMP OF CHICKENや9mm Parabellum Bulletのファンまでをも巻き込みながら 一度ハマったら底なし沼の新感覚ギターロックがCURTAINS label/新宿 ANTIKNOCKから 今、解き放たれる!

このアルバムの発表と同時に彼らの解散がアナウンスされた。2005年結成からくまなく展開された全国ツアーは通算600本を超え日本中のライブキッズだけでなくゲームやアニメおたくも振り向かせて来た。 その徹底的な異世界の描写はVo.Gt龍次の甘いマスクからは想像できない程ときに残酷で歪んでおり、ときにピュアネスそのものを象徴していた。
 少年ボイス+息をつかせぬ曲展開、こそが彼らの魅力である事は周知の事実だが今作はよりストレートで大胆な音楽家へとレベルアップ。のどかな異国の情景すら浮かぶナンバーも昭和歌謡に通ずるフォーキーなナンバーも見事にノスタル節に昇華しているのが興味深い。つまり裏を返せば小細工無用、メロディ-と歌の力のみで万人を惹きつける魔法を彼らは遂に取得したのだ。 しかし一筋縄でいかないところがNostalgia Sevenの本当の魅力であり無論、今作にもGt.タクミによるトリッキーな超絶プレイや新ドラマー勇太の水々しいアレンジも大勢のファンにはたまらないだろう。 僕らは病んだ現代社会に無くした逃げ場をNostalgia Sevenに求める。 ゲーム、ネット、アニメ、アイドル、その対象が時代を目まぐるしく変えながらも彼らだけはこの胸の中にファンタジーの住人として暮らし続けるだろう。