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◆ACTの代表的ピアニスト、イーロ・ランタラとブレーメンの管弦楽団、The Deutsche KammerphilharmonieBremen(DKPB)との共演!ブレーメンで毎年開催されるジャズの最重要コンベンション“jazzahead!”での、2017年のライブ・レコーディングである。
◆今作の目玉は何と言ってもオーケストラとの“ピアノ協奏曲第21番”(モーツァルト)である。ランタラは、この曲を全て通して聴くずっと前から、ジェームズ・ボンドの『007私を愛したスパイ』の中で使われているのを聴き親しんでおり、その数年後、とあるコンサートで全編を聴いてから、この曲が大好きになったそう。
◆ランタラ曰く、クラシックの訓練を受けたピアニストでもこの協奏曲を演奏することはひとつの夢だというが、その機会はランタラに突然訪れた。それは2017年、ドイツ、ブレーメンの“jazzahead!”におけるガラ・コンサートのプログラムを、フィンランドの代表者としてランタラが考案するように誘いを受けたのが始まり。DKPBとの共演は、単に地元のオーケストラだったからではなく、ランタラが35年前からこのオーケストラを知り、多くのCDを持つほど尊敬していたからだという。
◆この協奏曲中のカデンツァで、ランタラは既存の古典的なバージョンを使用せず、即興演奏をすることに決めた。この決定は、DKPBの指導者フローリアン・ドンダラーにとっては、驚きではなかった。ドンダラー曰く、「ランタラは彼自身のスタイルで即興しているが、古典的な要素もある。」とのこと。
◆他の楽曲は、ランタラのオリジナルからクラシック、ポップスまで様々。2曲目“freedom”や“tears for esbjörn”など、ランタラの代表曲をオーケストラ・アレンジ。一方、オーケストラで演奏されることの多いレナード・バーンスタインの“キャンディード序曲”をピアノ・ソロで演奏する。細かなタッチの変化や大胆なダイナミクスは、オーケストラでの演奏とも引けを取らない表現力だ。中間部の即興演奏など、クラシックとジャズを自在に行き来するランタラの卓越したセンスとテクニックが伺える。ラストはジョン・レノンの“イマジン”をソロで。ランタラはACTからジョン・レノンの楽曲集『My Working Class Hero』も出しているほどで、ここではそのアルバムとはまた全然違う即興的な“イマジン”を聴かせてくれる。
◆「ジャズとクラシック音楽を隔離し続ける障壁をなくしたい。」と語るランタラの想いが詰まったコンサートの記録である。
メンバー:Iiro Rantala(grand piano), The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen,
Florian Donderer(Violin & Orchestra Leader)
music by Iiro Rantala, unless otherwise noted
String arrangements by Teppo Ali-Mattila exept Karma by Iiro Rantala
Recorded live in concert by Michael Leverkus. A Deutschlandfunk Kultur recording
Die Glocke Bremen, jazzahead! gala concert, 28.04.2017
IIRO RANTALA / イーロ・ランタラ