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各巻ごとにテーマが感じられる人気コンピ・シリーズ“Dream Babes”。今回は60年代末から70年代初頭に時期を限定しました。ガール・ポップ全盛期は過ぎているだけに、見逃している名曲が多い時期でもあります。まず冒頭の‘Something To Hold On To’は、なんとギャラガー&ライルのペンによる見事なポップ・チューン。作家時代の仕事です。作家といえば、‘Come Back And Shake Me’もフォックスのケニー・ヤング作。こちらはウィスパー声がたまらんソフト・ロッキン曲です。ハニーバスのカヴァー‘Do I Still Figure In Your Life’とマーク・ワーツの必殺曲‘Today Without You’は、サマンサ・ジョーンズによる歌唱。アルバム持ってない人はマストですぞ。個人的には、5曲収録されたヴァル・マッケナが気になりました。特に‘You've Gotta Tell Me’と‘(Your Mama Said) Roll On’は、ノーザン・ソウル風味溢れるダンス・キラー! デンマーク出身っぽいです。
お茶の水ロック館 佐藤
V.A. (DREAM BABES)