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溢れんばかりのブルース・フィーリングとスウィング感。親しみやすいテーマ・メロディと、楽器で歌っているかのようなアドリブ。ハード・バップ黄金時代の熱気が現代のニューヨークに舞い降りてきたかのようだ。キャリア60年の重鎮ドラマー、ルイス・ヘイズが年下の実力者たちと組んだ堂々たる最新作である。(中略)
新ジャズ・コミュニケイターズは一種のジェネレーション・バンドといえる。80年代にミルト・ジャクソン系のヴィブラフォン奏者として登場したスティーヴ・ネルソン、90年代にジャッキー・マクリーンのお墨付きでアルト・サックス奏者としてデビューしたものの今はテナーに重きを置いているエイブラハム・バートンは、もうベテランと呼ぶべきキャリアの持ち主だ。ピアノのデヴィッド・ブライアント、ベースのデズロン・ダグラスは今世紀に頭角を現した逸材。両者とも50~60年代のモダン・ジャズへの憧れや愛情をぶちまけるようなプレイでファンの胸を熱くさせる。ヘイズは例によって前面に出ることなく、背後で小気味良いビートを打ち出してはソリストを鼓舞する。クローズド・ハイハットを叩いてアクセントを入れる昔からの特徴(これを把握しておけば、他のドラマーと聴き間違うことはないはず)も「ルーズ・アイディア」で健在だ。収録は2013年11月16日、ニューヨークのジャズ・クラブ「スモーク」にて。この年、相次いで亡くなったふたりのピアニスト、マルグリュー・ミラーとシダー・ウォルトンの書き遺したナンバーも取りあげられている。 (原田和典/ライナーより抜粋)
【Personnel】
Louis Hayes - drums
Abraham Burton - tenor sax
Steve Nelson - vibraphone
David Bryant - piano
Dezron Douglas - bass
LOUIS HAYES / ルイス・ヘイズ