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これを歌うために僕はいる。社会派シンガー・ソングライター、Joel Rafael(ジョエル・ラファエル)の最新作『Rose Avenue』はジャクソン・ブラウンのレーベルより発売!
カリフォルニアのシンガー・ソングライターであるジョエル・ラファエルは10枚目のアルバム『ローズ・アヴェニュー』をインサイド・レコーディングより発売する。アルバム『ローズ・アヴェニュー』が奥ゆかしくも語るのは、ラファエル自身のこと、そしていかに彼が “アメリカの規範” になくてはならなかったか...。70歳となった男の誠実な生き方そのものが、10曲のオリジナルを含む収録曲11曲を通して見えてくる。発売元のインサイド・レコーディングはジャクソン・ブラウンが自身のマネージメントと運営しているレーベルだ。
『ローズ・アヴェニュー』でレコーディング・エンジニア/ミキサーを務めたのは、マルチなインストゥルメンタル奏者であるマーティ・リフキン。サンタモニカの彼のスタジオでレコーディングは行われた。そして出来上がった瑞々しくも温かみを放ちながら、はっきりと強い声で歌われる楽曲の数々。今作のために選ばれた歌やアコースティック・ギターとハーモニカによる伴奏からは、ジョエルのルーツを重んじる姿勢が伺える。
社会問題が起こると決まってジョエル・ラファエルは、歌を書かずにいられなくなる。最新作からの最初のシングルである「ストロング(フィーチャリング・ジェイソン・ムラーズ)」は、ラファエル、ジェイソン・ムラーズ、マイケル・ナッターによる共作で、とある連帯のメッセージを歌に込めている。2016年にスタンディング・ロック居留地で書き上げたこの歌は、パイプライン建設による水質汚染に抗議する何千人もの”水の保護者たち”の前で披露されたものだ。
「君は勝者だ!」はエメット・ティルが残忍な殺人にあったという実話に基づいている。ウディ・ガスリーの精神にならい、あえてそれをテーマに据えるのではなく、むしろ、60年代の市民権運動の礎を築き、大きく前進させるきっかけとしてのエメット・ティルのレガシーを曲に投影させ、この曲で尊ぶのは勝者としてのエメット・ティルなのだ。
アルバムの冒頭を飾るのは唯一のカバー曲だ。1968年、作曲家ディック・ホラーが曲に託した価値観や感情は、ラファエルと同時代を生きてきたエリザ・ギルキソンに共通するとの思いで、ギルキソンにデュエットを申し出て完成する。
ジェイソン・ムラーズは「アンダー・アワ・スキン」においてもラファエルと共作する。「僕はジョエルを情熱と博識のあるソングライターとして敬愛している」とムラーズは語る「彼の味わい深いヴォーカルを聴いているとその人生までもが伝わってくる。誇り高い、嘘偽りのない真摯な姿がそこには映し出されているからね」
ジョエル・ラファエルは1974年から音楽活動を開始、これまでに9枚のアルバムを発表している。そのうち2作はウディ・ガスリーの作品を歌ったものだ。ジョエルはソロもしくはバンドと共にクロスビー、スティルス&ナッシュ、エミルー・ハリス、ジャクソン・ブラウン、ジョーン・バエズ、ジョン・リー・フッカー、アーロ・ガスリー、ボニー・レイット、ジョン・トルーデル、ローラ・ニーロ、クリス・クリストファーソン、ダー・ウィリアムズ、ランブリン・ジャック・エリオット、オデッタ、タージ・マハールらのステージに名を連ねている。最新作『ローズ・アヴェニュー』からはラファエルが曲作りを通じて人生に見出してきた洞察と同時に、これまで行ってきたこと、そしてこれから先に待ち受けていることへの、心からの感謝の気持ちが読み取れる。
<メーカーインフォより>
JOEL RAFAEL / ジョエル・ラファエル